崔洋一監督:東京五輪に「何らかのコミットをしていきたい」

ドキュメンタリー番組「WOWOWオリジナルドキュメンタリー ノンフィクションW『格闘球技ウィルチェアーラグビー 十二人の戦士と百の言葉』」のトークショーに登場した崔洋一監督
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ドキュメンタリー番組「WOWOWオリジナルドキュメンタリー ノンフィクションW『格闘球技ウィルチェアーラグビー 十二人の戦士と百の言葉』」のトークショーに登場した崔洋一監督

 映画「月はどっちに出ている」などの崔洋一監督が8日、東京都内で行われたWOWOWのドキュメンタリー番組「WOWOWオリジナルドキュメンタリー ノンフィクションW『格闘球技ウィルチェアーラグビー 十二人の戦士と百の言葉』」のトークショーに登場。同番組で演出を務めている崔監督は、トークショーで今後の活動について聞かれると2020年に開催される東京五輪について触れ、「たとえば(前回の東京五輪で)市川崑監督の『東京オリンピック』という映画があったように、人間が永遠に記憶し続けなければならない物語、そういうものに、20年(の東京五輪)に向けて何らかのコミットをしていきたい」と意欲を語った。

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 同番組は、車いすに乗って行う「ウィルチェアーラグビー」の日本代表選手の軌跡を追ったドキュメンタリー。崔監督は、同番組に携わるきっかけについて「アスリートとして高い意識をもってやっているということに対する共感。そこは大きかった」と説明。また、今後のウィルチェアーラグビーとの取り組みについても「(この番組が)万が一みなさんのご支持をいただけたら、もう少し長いものにまとめてみたいとか、もう少し深い取材を重ねていって、いずれは劇場で公開できるレベルの作品にしたいなという思いは強くあります」と意欲的に語った。東京五輪については、「ひとりでできることではないので、さまざまなスクラムを組みながら(やって)いけたら。(日本に)よりスポーツの本質に近づいていきたいという空気はあると思うんで、その一角に僕もいさせていただければうれしい」と意気込みを語った。

 「WOWOWオリジナルドキュメンタリー ノンフィクションW『格闘球技ウィルチェアーラグビー 十二人の戦士と百の言葉』」は、競技用車いすに乗ってボールを前に運びゴールを狙う「パラスポーツ」(障害者スポーツ)の中で最も激しいと言われているスポーツ「ウィルチェアーラグビー」をテーマにしたドキュメンタリー。パラリンピック・リオ大会に向けてトレーニングを積む日本代表選手などに崔監督が密着取材し、その軌跡を追う。12日午後1時からWOWOWプライムで放送。
 

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