上川隆也:「演じがいのある役に巡り合えた」 主演ドラマ「沈まぬ太陽」完成披露で感慨

WOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 沈まぬ太陽」の完成披露試写会に登場した上川隆也さん
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WOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 沈まぬ太陽」の完成披露試写会に登場した上川隆也さん

 俳優の上川隆也さんが20日、東京都内で行われたWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 沈まぬ太陽」の完成披露試写会に主要キャストとともに登場。出世作となったドラマ「大地の子」(NHK)以来、約20年ぶりに山崎豊子作品の主演を務めることになった上川さんは「演じれば演じるほどつくづく思うんですけど、(主人公の)恩地元という男は我々と同様に当たり前の、どこにでもいるような等身大の人物。でも等身大の人物だからこそ演じていて難しさや、一方にある醍醐味(だいごみ)を日々、感じている」と明かすと「とても演じがいのある役に巡り合えた」と感慨深げに語った。

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 ドラマは、2009年に渡辺謙さん主演で映画化もされた故・山崎豊子さんの社会派小説が原作。国民航空の労働組合委員長を務める恩地(上川さん)と、同志の行天四郎(渡部篤郎さん)は経営陣と対立するが、恩地は海外のへき地に左遷され、行天は幹部に取り入り出世していく。恩地はやがて旅客機の墜落事故を引き起こした国民航空の中で、新会長から組織にはびこる不正を調査する役割を与えられ奔走するが、そこに常務にまで上り詰めた行天が立ちはだかり……というストーリーが展開する。

 試写会には上川さんと渡部さんに加え、夏川結衣さんや檀れいさん、板尾創路さん、小泉孝太郎さん、草刈民代さん、若村麻由美さん、國村隼さんが集結。主人公とライバル関係となる行天を演じている渡部さんは「私に務まるのかと不安の中でやっている。本当に大変」と本音をチラリのぞかせながらも「務まらなければしょうがないんだけど」と苦笑い。また板尾さんは、そんな上川さんと渡部さんの印象を「変な匂いがしない。無臭の人。すごくやりやすいし、芝居に集中できて、ありがたい」と語り、会場の笑いを誘っていた。

 「連続ドラマW 沈まぬ太陽」は全20話。5月8日から毎週日曜午後10時に放送され、初回は無料放送。

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