“世界のニナガワ”といわれた舞台演出家の蜷川幸雄さん(享年80)の訃報に接し、演出家の宮本亜門さんが12日、所属事務所を通じてコメントを発表した。
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宮本さんは、蜷川さんについて「日本の創作力をこれほど世界に知らしめた演出家はいません。『俺はこんなに苦労してモノクロで革命を起こしているのに、何で亜門はカラフルにそれができるんだ』とおっしゃっていましたが、これほど見事に日本の魅力を力強く、大胆に、美しい革命を世界に見せつけたクリエーターはいません」とたたえた。そして「心から冥福を祈ると共に、蜷川さんが全身全霊で伝えてくれた、生きるパッションとクリエーションの力を自分なりに精いっぱい受け継ぎたいと思います」と追悼した。