名古屋の観光PR隊「名古屋おもてなし武将隊」の新しい織田信長と加藤清正が22日、名古屋城(名古屋市西区)の二之丸庭園で行われたお披露目式でデビューした。最高気温29度を記録する暑さのなか、約1500人のファンが集まり、新・信長が「わしが信長じゃ!」と名乗りを上げると、ひときわ大きな歓声と拍手が上がった。メンバーは、パフォーマンス後に取材に応じ、信長は「まだまだ最初の一歩。これからである」と謙虚で、「観客から『イケメン!』と声が上がっていたが」と聞かれると、「よいのう! 現代においても通用するか」とご満悦の様子だった。
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3代目となる信長は「名古屋を世界一の観光都市にしたい」と目標を語り、2代目の清正は「これが始まり。皆のものに何十倍も何百倍も演武をしていこうと思う。武将隊の中でもわしが最年少が故に、若さを見てもらいたい。先陣を切って突き進もうと思っておる」と意気込んだ。またイケメンとの評価に清正は「なんとも言えませんな……。ありのままの姿しか見せることができないが、その姿を認めてくださるのであれば……」とほおを緩ませた。2009年の結成時から在籍している家康は「このたびも信長様を迎え、新たな天下布武を進めて参りたい。清正は誠に良き人柄を持っておる。この2人で非常にうれしく思う」と語った。
この日、メンバーは、芝居と殺陣を交えたパフォーマンスを披露し、ファンとのハイタッチ会も行われた。また同隊が、10月1日~11月13日に名古屋市内で開催される、みそカツ、手羽先、ひつまぶしなどの「なごやめし」を盛り上げるイベント「なごやめし博覧会2016」のスペシャルサポーターに起用され、“委食状”の交付式も行われた。
「名古屋おもてなし武将隊」は、名古屋の魅力を全国に伝えようと09年11月3日に結成された。名古屋にゆかりのある戦国武将、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、前田利家、加藤清正、前田慶次に扮(ふん)した“イケメン”たちが、毎日、名古屋城で観光案内をしているほか、テレビ、ラジオ、舞台などに出演している。今年3月に2代目の信長と、初代の清正が“卒業”し、新メンバーはオーディションで選ばれた。
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