関根勤:「まさか自分が…」 心臓の緊急手術を振り返る

心臓の検査を受ける関根勤さん=MBS提供
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心臓の検査を受ける関根勤さん=MBS提供

 心臓疾患のため、緊急手術をしていたタレントの関根勤さんが28日、情報番組「サタデープラス」(MBS・TBS系、毎週土曜午前8時)に生出演し、「(薬を飲んでおり)悪玉コレステロール値が下がってきている。しばらくしたら、また血液検査をして、(手術から)7カ月後に精密検査をします」と術後の経過を報告した。関根さんは同番組の検診ロケで心臓の血管が詰まる可能性がある冠動脈狭窄(きょうさく)が発覚、突然死の可能性もあると診断され、今月2日に心臓の血流を回復する「ステント手術」を実施。その日の夕方にはラジオ番組に出演し、仕事復帰を果たしていた。

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 関根さんは4月4日に、同番組の健康情報コーナー「Dr.プラス」で小堺一機さんとともに心臓ドックを受診し、心臓に酸素を含んだ血液を供給する冠動脈という血管が詰まっている疑いが発覚、「命にかかわる病態に陥る可能性が非常に高い。いつ倒れてもおかしくない状況」と診断された。後日行ったCT検査の結果、放置していると心筋梗塞で倒れるリスクが極めて高い危険な状態であること分かった。4月23日に放送が予定されていたが、小堺さんの結果のみ放送され、関根さんの分は放送が見送られた。

 長女麻里さんが第一子を出産したばかりで、「初孫の成人を見るまでは死ねない」という関根さんは緊急手術を決断。手術は、ステント手術といわれる手法で、足首や肘などにある動脈を2ミリ程度切開し、先端に風船(バルーン)を付けた極細のカテーテルを狭くなった血管に送り込み、血管を広げて、ステントという筒状の金具を装着して血流を回復させるもので、無事成功した。切開の傷も小さく、時間も2時間程度で体への負担も軽いため、関根さんはその日にラジオ番組に出演し、即日職場復帰した。

 番組では関根さんに30日間密着した様子を放送。関根さんは、心臓疾患の診断を受けたときの衝撃を「まさか自分が……。寝耳に水だった。信じられなかった。酒も飲まない、たばこも吸わない、運動もしているのに……、そんなに悪いのかと思いました」と振り返っていた。また「妻が心配してくれて(手術に)ついてきてくれた」と家族の様子を明かし、視聴者に「ぜひ検診に行ってください。早期発見は最高です」と呼びかけていた。

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