V6井ノ原快彦:11年目の「9係」“完走” 野際陽子は野望明かす

「警視庁捜査一課9係」の撮影を終えた渡瀬恒彦さん(右)と野際陽子さん=テレビ朝日提供
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「警視庁捜査一課9係」の撮影を終えた渡瀬恒彦さん(右)と野際陽子さん=テレビ朝日提供

 俳優の渡瀬恒彦さんやV6井ノ原快彦さんが出演する人気刑事ドラマ「警視庁捜査一課9係」(テレビ朝日系、水曜午後9時)の第11シリーズが15日の放送で最終回を迎える。最終シーンの撮影をこのほど終え、浅輪直樹刑事役の井ノ原さんは「本当にあっという間に最終話を迎えたなと感じています」と明かし、「11年目でもいろいろなチャレンジをする、うれしいシーン、脚本が目白押しでした。11年を迎える段階でこういうチャレンジするってすごいなと思いました」と振り返った。

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 今シーズンからは、渡瀬さん演じる加納倫太郎の亡き妻の従姉・早乙女静香役で野際陽子さんがセミレギュラーとして加入。渡瀬さんは「大人ってこういう人なんだなと思いました。物静かというわけではないんですが、何かをするわけではないのに、きっちりと存在感を示している。とてもすてきでしたね。いろいろな意味で膨らみが出せたと思っています」とコメントした。

 最終シーンの撮影現場には、直樹の恋人で倫太郎の娘・倫子役の中越典子さん、野際さんの姿も。井ノ原さんは「いつも正しくて僕らはついていくだけ、という存在だった係長が静香さんにチクッとやられて困っている姿は、見ているとちょっと穏やかな気持ちになれてすごく新鮮でした」、中越さんも「とても不思議ですけど、野際さんが母親のような雰囲気を醸し出してくれて、家族のつながりがさらに奥深くなったような感じがしました」と笑顔をみせた。

 野際さんは「出ているシーンの数は多くはないのですが、非常に冗舌にしゃべっていますので、十分にやりきったような気がしています。今度は、もし機会があれば、私もちょっと事件にかかわらせていただいて、さらに事件を推理して解決して……というところまでやらせていただきたいですね(笑い)」と野望を明かしていた。

 「警視庁捜査一課9係」は、2006年4月に放送を開始し、今年で11年目を迎える人気刑事ドラマ。警視庁捜査1課の中でも検挙率ナンバーワンを誇る9係の刑事たちが、それぞれの事情を抱えながらも、事件を前に一つにまとまり鮮やかに解決していく姿を描く。「9係」のメンバーとして渡瀬さん、井ノ原さんが出演しているほか、羽田美智子さん、中越さん、吹越満さん、田口浩正さん、津田寛治さん、原沙知絵さんらも出演している。

 15日の最終話では、倫太郎(渡瀬さん)が神田川警視総監(里見浩太朗さん)から冤罪(えんざい)を扱った小説を手渡され、捜査が終わったはずの大富豪夫人・千寿子(田岡美也子さん)殺害事件を思い出す。そんな中、遺体で見つかったゴシップ雑誌記者の部屋から千寿子殺害事件に関する大量の資料を発見。さらに、千寿子殺害で逮捕された甥(おい)・寺田は元暴力団員でかつて青柳(吹越さん)が逮捕していた人物であることが判明。一方、千寿子の遺言から、全財産は国会議員の羽根村(浜田晃さん)に譲ることになっていることも分かる。さらに、青柳たちが拘置所で接見した寺田は無罪を訴えるが、証明するものは何もなく……という展開だ。

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