1996年公開の大ヒットSF映画「インデペンデンス・デイ」の続編「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」のローランド・エメリッヒ監督らが来日し、29日に東京スカイツリー天望デッキ(東京都墨田区)で行われた会見に登場。ハリウッド映画の会見が同所で行われたのは初めてで、エメリッヒ監督は東京の街を一望して「とにかく東京の街は素晴らしい。大好きなんです。ちょっと『ブレードランナー』の世界という感じがします」と感激した様子で語った。
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エメリッヒ監督は、前作「インデペンデンス・デイ」について、「独立した1本で、完結したと捉えていた」とこれまで続編を作らなかった理由を吐露。今回続編製作に踏み切った理由については「『2012』(09年公開)という作品を撮っていたときに、デジタルカメラを使ってコンピュータでいろんな効果をやっていたときに、本当に目からうろこで。これは続編を作ってもいいなと思った」と明かした。
また、同作や「2012」など人類絶滅の危機を描いた作品を撮っているエメリッヒ監督は、日本で「破壊王」と呼ばれていることについてどう思うかと質問されると、「破壊王と呼ばれるのはなぜでしょう」と不思議そうな表情。続けて「いろんな国でいろんな名前が付けられているようです」と苦笑いを浮かべた。
会見には、主人公の熱血パイロット・ジェイク役を演じるリアム・ヘムズワースさん、共演するジェフ・ゴールドブラムさん、マイカ・モンローさんも出席。ヘムズワースさんは主役に選ばれた心境について「とても興奮しました。エメリッヒ監督の大ファンだったから。(主人公に)決まって、監督のビジョンを聞いた時、本当に興奮しました」と喜びを表現。ゴールドブラムさんは「とにかくこの2人は本当に素晴らしい方。俳優としても特筆すべき才能の持ち主です」とヘムズワースさんとモンローさんをたたえた。
「インデペンデンス・デイ」は、地球を侵略しようとするエイリアンと人類の戦いを描いたSF映画。続編は、前作でエイリアンを撃退してから20年後の世界が舞台で、エイリアンが再び襲来する。人類は回収したエイリアンの技術を利用して防衛システムを構築していたが、エイリアンの高度な兵力の前でなすすべがなく、絶滅の危機を救えるのは、数人の勇敢な男女たちの創造力だった……というストーリー。主人公のジェイクをリアム・ヘムズワースさんが演じる。7月9日公開。
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