松岡茉優:「真田丸」三谷脚本に感動 信繁の正室・春役で大河ドラマ初出演 

「真田丸」で春を演じる松岡茉優さん=NHK提供
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「真田丸」で春を演じる松岡茉優さん=NHK提供

 堺雅人さん主演のNHK大河ドラマ「真田丸」の3日放送の第26回「瓜売(うりうり)」に、真田信繁(堺さん)の正室で、嫡男・大助を産むことになる春(竹林院)役の松岡茉優さんが初登場する。大河ドラマ初出演となる松岡さんは、同作の脚本を手がける三谷幸喜さんの大ファンといい、「現場に入ってから毎日、感動している。これを機に(三谷さん)ファミリー入りできるようにしたい」と野望を明かす松岡さんにドラマへの思いを聞いた。

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 ◇三谷幸喜が書く女の子がそんなに真っすぐなわけがない!

 「真田丸」は、真田幸村の名でも知られ、信州の小さな領主のもとに生まれた信繁が、家族とともに知恵と勇気と努力で乱世を生き抜く姿を描かれる。三谷幸喜さんが2004年放送の「新選組!」以来、12年ぶりに大河ドラマの脚本を手がけている。

 松岡さんが演じる春は、豊臣秀吉(小日向文世さん)の重臣・大谷吉継(片岡愛之助さん)の娘。秀吉の仲立ちで信繁の正室となり、嫡男・大助を産む。松岡さんは、ドラマ「水族館ガール」(NHK総合)やフェイクドキュメンタリードラマ「その『おこだわり』、私にもくれよ!!」(テレビ東京ほか)に主演している注目の女優ということもあり、「真田丸」の出演は登場前から話題になっている。

 松岡さんが演じる春は、第26回「瓜売」の予告で、桃色の着物を着た可愛らしい姿を見せており、松岡さんは「ピンク色のお着物でお花を持って登場します。これ以上にキラキラした登場はない。お花も可愛らしいものを用意していただいたので、これでダメだったら、お花や着物のせいではなく、私のせいだと思う。すごく期待しています」と話す。

 信繁の生涯のパートナーとなるきり(長澤まさみさん)と春の関係も気になるところで、松岡さんは「きりさんは、春ちゃんの前ではお姉さんのよう。ちょっと姉妹みたいです」と説明する。

 「真田丸」は、きりのほかにも、個性的な女性が続々と登場している。春は、初登場のシーンこそ可愛らしいものの、松岡さんは「真っすぐに見えて、いろいろな角度から物を言う女の子」と明かす。「実は結構……と含みがある女の子。春ちゃんのこういう部分もある……というのを見せられるのが楽しみ。いい子だと思っていたけど、三谷さんが書く女の子が、そんなに真っすぐなわけがない! パンチが強い女性も多い中、ある意味負けないところもあります」と一筋縄ではいかないキャラクターとして描かれるようだ。

 ◇三谷愛が爆発 「現場に入って毎日、感動」

 三谷さんの大ファンで「ほとんどの作品を見ています。中でも『ラヂオの時間』が大好き」と語る松岡さん。「大好きでずっと見てきたので、自分が演じる役が台本に書いてあることが光栄でうれしい。現場に入ってから毎日、感動している」と喜ぶ。

 さらに「これを機にファミリー入りできるようにしたい。三谷さんとは、まだお会いできていないので、お会いできたら、全力でプロフィルを渡したい」と野望を明かす。

 撮影について「私は折り返し地点からの参加で、既に雰囲気ができあがっていて、そこに飛び込まさせていただいた。本当に恐縮。インした日に考えごとをしていたら、堺さんが『分からないところがありましたか?』と聞きにきてくれたり、堺さんはよく人を見てくださる方」と話す松岡さん。「堺さんが引っ張って『真田丸』を動かしている。尊敬する堺さんと夫婦役をやらしていくことで、たくさん学ばせていければ」と意気込んでいる。

 個性的な女性陣の中で春はどんな存在になっていくのか? 松岡さんが演じる春の活躍が注目される。

 「真田丸」はNHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

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