鈴木愛選手：初出場の“国別対抗戦”に意気込み　「チームワークよく、楽しみながら優勝目指したい」

　2回目を迎える女子ゴルフの世界一を決める国別対抗戦「インターナショナル・クラウン」が21日（日本時間）米国イリノイ州のメリット・クラブで開幕し、WOWOWで生中継される。同大会に初出場する鈴木愛選手に意気込みを聞いた。

ウナギノボリ

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　「インターナショナル・クラウン」は全米女子プロゴルフ協会（LPGA）が主催する女子ゴルフの“ワールドカップ”。2年に1度開催され、世界ランキングの各国上位4人のポイント合計による上位8カ国に出場権が与えられる。今回は、韓国、アメリカ、日本、台湾、オーストラリア、タイ、イギリス、中国が出場し、21～24日に開催。8カ国が二つのグループに分かれて予選を行い、決勝ラウンド進出の5カ国の中から優勝国を決定する。日本は、鈴木選手のほか、野村敏京選手、宮里美香選手、渡辺彩香選手が出場し、初優勝を目指す。

　——「インターナショナル・クラウン」にはどんな印象を持っていますか。

　この大会のことを知らなかったので、あまり印象はありませんでした。私はマッチプレーがあまり得意ではないので、一人だと不安だけど、もう一人いてくれるのは心強いです。

　——普段のトーナメントと、どんなところが違うと思いますか。

　私は駆け引きが好きなんですけど、下手なんです。自分でプレッシャーをかけにいこうと思っていくけど、逆にミスして相手にリードを許して負けてしまうことが多かったので。

　——いつもと違って、一緒に回っている目の前に対戦相手がいることについてはどう思いますか。

　スコアがわかるので、プレーはやりにくいと思います。相手の攻め方を見ながら、こちらも攻め方を考えなければならないので、うまく駆け引きできないと勝てないと思います。

　——この一打にチームの勝利がかかっている！みたいなシーンは、どんなふうに感じますか。

　入れば大歓声が上がるだろうし、外せば、チームの運命もかかっていると思います。そこに自分が立つかもしれないし立たないかもしれません。試合の展開もあると思いますが、日本の国旗を背負ってプレーすることは自分にとってもプラスになると思いますし、国のことを考えてプレーするのは、選ばれた人しかできないと思うので、そういった場面も楽しみながらやりたいです。

　——日本チームの印象は。

　あまりこういう団体戦に出場するチャンスがないので、海外組が2人（野村さん、宮里さん
）いらっしゃるのは心強いです。野村さんは世界ランキング上位ですし、私としては2人に“おんぶに抱っこ”っていう感じもありますが、2人を見習いながらチーム4人で頑張っていければ優勝もできると思うので、チームワークを大切にしながら頑張りたいです。

　——対戦相手のなかでチェックしている選手はいますか。

　誰というわけではありませんが、韓国とアメリカは強そうなので、どちらかには勝ちたいです。アメリカと韓国には強い選手が多いですが、私はあまりトップの選手と回る機会がないので、彼女たちとどれくらいの実力差があるのかみてみたいです。一緒にラウンドしながら、学べるところも多いと思うので、それを吸収できればいいと思います。

　——最後に、大会への意気込みをお願いします。

　団体戦はプロになって初めてなので、日本の国旗を背負ってプレーすることはプレッシャーもあると思いますが、4人でチームワークよく楽しくやりながら、優勝目指したいと思います。

　◇放送予定

　第1日：21日深夜0時55分（WOWOWプライムで無料放送）▽第2日：22日深夜1時（WOWOWライブ）▽第3日：24日午前4時（同）▽最終日：24日深夜1時（同）▽総集編：28日午後11時（同）