海に眠るダイヤモンド
最終話前編(9話) あの夜
12月22日(日)放送分
剛力彩芽さんが“総理大臣の料理番”として総理官邸に入る天才女性シェフ・一木くるみを演じる「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分ほか)が22日にスタートする。「信長のシェフ」の西村ミツルさんのマンガが原作。吉田茂首相の時代以来、約70年ぶりとなる「官邸料理人」に抜てきされたくるみが、官邸の人々とぶつかり合いながら、国賓たちに華やかな料理を振る舞い、料理で日本の政治・外交に貢献していく姿が描かれる。
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剛力さん演じるくるみは、料理のことだけを考え続ける“料理バカ”で、天才的な料理の腕がありながら、その若さと率直な性格ゆえに、周囲から敬遠され、居場所を見つけられずにいたが、支持率低迷を打破するため首相の阿藤一郎(小日向文世さん)が約70年ぶりに「官邸料理人」の復活を決断し、首相秘書官の古賀征二(滝藤賢一さん)に料理人としての天賦の才を見いだされ、官邸に入る。
古賀役の滝藤さん、阿藤総理役の小日向さんのほか、くるみのライバルとなる官邸大食堂総料理長の清沢晴樹役で高橋一生さん、総理の料理番を批判する東陽テレビ政治部記者の立花優子役で新川優愛さん、くるみが通う古書店の店主・神田役で片桐仁さん、くるみの面倒を見る料理人・田村友和役で三宅弘城さん、総理の一人娘・理子役で内藤理沙さんが出演。また、「2013ミス・ユニバース」の日本代表、松尾幸実さんが才色兼備の総理大臣官邸事務所の職員・桜井あすか役で女優デビューを果たす。
第1話では、阿藤首相が会合に使った高級料亭で仲居として働いていたくるみが首相秘書官の古賀に見いだされる。阿藤首相は“政界のご意見番”こと大口潤三を、高級料亭の最高級の旬の食材を使った料理でもてなそうとするが、大口はいっこうに料理に手を付けず、会合の雰囲気も悪くなる一方。そんな中、料亭の仲居が大口にある料理を出すと、会合の雰囲気が一変。同席していた古賀は、板長に何を出したのか尋ねるが、覚えがないという。古賀はすぐさま仲居の行方を探させる。
その仲居こそ、25歳にしてパリのグラン・メゾンで腕をふるっていたシェフ・一木くるみだった。翌朝、いつものように古書店で料理レシピを読みあさっていたくるみは、首相官邸に呼び出され、開かれた官邸にするための政策の一環として、70年ぶりに復活する“官邸料理人”に就くよう打診される。くるみは一度は断ったものの、オファーを受けざるを得ない状況になる。だが、それまで官邸で働いていた料理人たちは猛反発。四面楚歌の状態の中、くるみは阿藤と梶原前首相の会食の料理を作ることになる……という展開。
剛力さん演じるくるみが、周囲の反発や嫉妬にも惑わされず、ひたすら料理を追求し、“総理大臣の料理番”として、ひと皿ひと皿にメッセージを込めていく姿が見どころだ。
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