音楽プロデューサーの小室哲哉さんが26日、東京都内で行われた厚生労働省の肝炎対策普及啓発事業「知って、肝炎プロジェクト」のイベントで同プロジェクトのテーマソング「笑顔の明日」を発表した。小室さんは制作した1曲目が、同プロジェクトの特別参与を務める杉良太郎さんによりボツになったと明かし、「最初は普通のポップスを作ってしまった。(杉さんに)みんなで歌える曲と言われて『ああ、そうだった』って逆にすぐ理解できました」と感謝の気持ちを表し、完成した楽曲について「日本の『We Are The World』だと思う」と出来栄えに自信をみせた。
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楽曲は、4月末に小室さんが肝炎対策大使に就任した際に制作が決定したもので、小室さんが作詞、作曲、編曲、編集まで行って約2カ月間で完成させた。歌はスペシャルサポーターの夏川りみさん、島谷ひとみさん、石田純一さん、瀬川瑛子さんら17組がワンフレーズごとに歌う仕組みで、会場ではミュージックビデオが披露された。
1曲目をダメ出ししたという杉さんは「小室さんにはご迷惑かけて、頭にきたこともあると思う」と語り、「小室さんが嫌な顔をしないで、さっそくその日からまた楽曲制作に取り組んでくれた」と感謝。小室さんは「皆さんの協力で完成できた。最後の最後に指示出したのも杉さん。真摯(しんし)に取り組んでくださった」と杉さんに感謝の言葉を返し、「ワンフレーズごとに歌うとか、映像をつなげたり、ソーシャルな時代なので、拡散していけばいいんじゃないかな」と、今後の展開に期待を寄せていた。
「知って、肝炎プロジェクト」は、肝炎に関する知識、肝炎ウイルス検査の必要性を分かりやすく伝え、早期発見・治療に向けて積極的に行動していくことを目的に、2012年から実施されている。杉さんが特別参与を務め、2013年にC型肝炎であると告白した小室さんが肝炎対策大使を務めている。この日は、小室さん制作のテーマソングが発表されたほか、スペシャルサポーターのEXILEのNAOKIさん、NAOTOさん、AKB48の川本紗矢さん、木崎ゆりあさんらアーティスト、俳優、スポーツ選手らが集結した。
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