下町ロケット:新シリーズでも帝国重工社長・藤間役を続投 今作では窮地に?

「下町ロケット」の続編に出演する杉良太郎さん(C)TBS
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「下町ロケット」の続編に出演する杉良太郎さん(C)TBS

 俳優の阿部寛さんが主演し、10月からTBS系「日曜劇場」枠で放送される人気ドラマ「下町ロケット」の続編に、前シリーズに出演した杉良太郎さんが引き続き出演することが24日、分かった。杉さんは前シリーズで演じた、日本を代表する大企業である帝国重工の社長・藤間秀樹役を続投する。

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 藤間は前シリーズで、帝国重工を宇宙航空分野で世界のリーディングカンパニーにすることを目標に、純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」を実現させた。しかし今作では、窮地に立たされるという。

 「下町ロケット」は、池井戸潤さんの直木賞受賞作が原作で、2015年10月クールに放送された。宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平(阿部さん)は自分が開発したエンジンを搭載したロケットの打ち上げに失敗し、責任を取るために退職を余儀なくされ、父親が残した工場「佃製作所」を継ぐことになるが……というストーリー。前作では1作目を基にした「下町ロケット編」と、シリーズ第2作「下町ロケット2 ガウディ計画」が原作の「ガウディ計画編」が放送された。

 続編は、「下町ロケット」シリーズの最新作となる第3弾「下町ロケット ゴースト」が原作。特許侵害訴訟、ロケットエンジン用バルブシステム開発、人工心臓弁ガウディ計画など、度重なる困難を社員が力を合わせて切り抜けてきた町工場「佃製作所」だったが、またしても予期せぬトラブルにより窮地に陥る。いまや佃製作所の主力商品となっているロケットエンジン用バルブシステムの納入先である帝国重工の業績悪化、主要取引先からの非情な通告、そして番頭・殿村に訪れた危機。次々に起こる絶体絶命のピンチを切り抜けるため、佃が下した意外な決断とは……。“宇宙から大地へ”佃製作所は大きな転換期を迎える……という内容。10月から毎週日曜午後9時に放送される。

 ◇杉良太郎さんのコメント

 それぞれの職種において、自分の好きな道、得意なもの、いわゆる英才教育、プロフェッショナル育成など教育の過程から人々を好きな道へ行かせてあげることは大事だと思います。“日本の技術や発想、アイデアといったものは、まだまだ掘り起こされていない”と仕事上、海外での視察を通じて痛切に感じることがあります。

 零細企業や中小企業に光を当て、そのような仕事場で働く人たちに大きな力を出してもらうためにはどうすればいいか。この人たちのヤル気・本気が人類の歴史を変えていくことは間違いありません。

 大企業の社長・藤間の役を演ずるにあたって、中小企業の方々に支えられているという思いをしっかりと伝えていきたいと思います。

 ◇伊與田英徳プロデューサーのコメント

 前シリーズに引き続き、日本を代表する大企業・帝国重工の社長である藤間秀樹を、杉良太郎さんが演じてくださいます。

 重厚感たっぷりの絶対的な存在感は「下町ロケット」シリーズに欠かすことのできない大切な存在です。

 新シリーズでは開始早々に窮地に立たされてしまいます。その窮地を、懐の深い杉さん演じる藤間社長がどのように克服していくのか? 再会できるのが楽しみで仕方ありません。

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