松本幸四郎:歌舞伎座で初の洋画プレミアイベント開催に感慨 「感無量でございます」

ディズニー映画最新作「ジャングル・ブック」のジャパンプレミアに登場した松本幸四郎さん
1 / 1
ディズニー映画最新作「ジャングル・ブック」のジャパンプレミアに登場した松本幸四郎さん

 歌舞伎俳優の松本幸四郎さんが27日、東京・歌舞伎座で行われたディズニー映画最新作「ジャングル・ブック」(ジョン・ファブロー監督)のジャパンプレミアに登場した。120年を超える伝統の歌舞伎座で洋画のプレミアイベントが行われるのは今回が初めて。幸四郎さんは「胸いっぱいです。感激です」と胸の内を表現。「本当に優れた古いものは、新しい。歌舞伎座でディズニーの『ジャングル・ブック』が上演されることは感無量でございます」と感慨深げに語った。

ウナギノボリ

 ジャパンプレミアではレッドカーペットイベントと舞台あいさつを実施。同作で黒ヒョウのバギーラの声を務める幸四郎さんは、舞台あいさつで開口一番、声優を務めたことに「今いらっしゃる皆さんの中で一番信じられないのは僕だと思います。一番奇跡に近いようなことが起こったのも私です」と興奮ぎみにコメント。「最後まで感動は走り抜けます。きっと、いらしたお客様の中に、ぽっと暖かい灯火が灯ってお帰りになると信じております」と自信を見せた。イベントには幸四郎さん、西田敏行さん、宮沢りえさん、伊勢谷友介さんと、主人公のモーグリ役のニール・セディさん、ファブロー監督、脚本家のジャスティン・マークスさん、プロデューサーのブリガム・テイラーさんが参加した。

  「ジャングル・ブック」はジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリを主人公に、自然の掟(おきて)とともに雄々しく生きる者たちの愛情や憎しみ、喜びや悲しみなどを描いた作品。モーグリは黒ヒョウのバギーラからオオカミのラクシャに託されジャングルの子となって幸せな生活を送っていたが、ある日人間を憎むトラのシア・カーンがジャングルに戻ってきて……という内容。日本語吹き替え版では黒ヒョウのバギーラの声を幸四郎さん、陽気なクマのバルーを西田さん、母親オオカミのラクシャを宮沢さん、トラのシア・カーンを伊勢谷さんが担当する。8月11日公開。

映画 最新記事