MD松尾のヒット解析:「世界樹の迷宮5」が前作超えの好スタート お盆は3DS

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

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 人気ダンジョンRPGの最新作「世界樹の迷宮5」(3DS、アトラス)が期待通りのトップで、売り上げも前作を超える好調な滑り出し。続いたのも新作の「ドラゴンボール フュージョンズ」(同、バンダイナムコエンターテインメント)で、昨今の好調な3DS市場をうかがわせる結果だったといえるでしょう。

 ◇今週の動き

 お盆シーズンということで、ファミリー向けのタイトルが人気を集めそう。具体的には「妖怪ウォッチ3」(レベルファイブ)、「パズドラクロス」(ガンホーオンラインエンターテイメント)、「ドラゴンボール フュージョンズ」といった3DSのタイトルが上位に来るとみています。長めの休みが取れる時期ということで、18日発売予定の大作RPG「テイルズ オブ ベルセリア」(PS4・PS3、バンダイナムコエンターテインメント)が1週間早ければタイミングもマッチしていたのですが……。

◇ランキングは次の通り(1~7日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 世界樹の迷宮5(3DS)

2位 ドラゴンボール フュージョンズ(3DS)

3位 妖怪ウォッチ3 スシ(3DS)

4位 妖怪ウォッチ3 テンプラ(3DS)

5位 討鬼伝2(Vita)

6位 討鬼伝2(PS4)

7位 パズドラクロス 神の章(3DS)

8位 パズドラクロス 竜の章(3DS)

9位 限界凸旗 セブンパイレーツ

10位 12歳。~恋するDiary~(3DS)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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