イリュージョン犯罪集団が世直しするシリーズ第2作「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」(ジョン・M・チュウ監督)が1日に公開される。前作「グランド・イリュージョン」(2013年)に引き続き、ジェシー・アイゼンバーグさん、ウディ・ハレルソンさん、デイブ・フランコさん、マーク・ラファロさんらオリジナルメンバーが再集結。新たに、「バチェロッテ あの子が結婚するなんて!」(12年)のリジー・キャプランさんが加わり、さらに、「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフさんが“悪役”で出演する。イリュージョニスト対天才エンジニアの、仰天かつ華麗な戦いが楽しめる。
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前作で、トリックを駆使し権力者の悪事を暴いたイリュージョニスト集団“フォー・ホースメン”。姿を隠していたメンバーが、1年後、再集結することに。リーダーのJ.ダニエル・アトラス(アイゼンバーグさん)、人間の心を操るメンタリストのメリット・マッキニー(ハレルソンさん)、カードマジックの天才、ジャック・ワイルダー(フランコさん)、そして、新たにメンバーに加わった切断マジックの名手、ルーラ(キャプランさん)の4人は、巨大IT企業の不正を暴くために、新商品発表のプレゼンテーションを乗っ取る計画を立てる。計画は途中まで順調に進むが、突然、会場が何者かに逆ジャックされ、さらにメンバーは、天才エンジニア、ウォルター・メイブリー(ラドクリフさん)の陰謀に巻き込まれていく……というストーリー。
披露されるマジックは、今回もさえわたっている。プレゼンを乗っ取るときのホースメンの手並みの鮮やかさといったらないし、米ニューヨークにいたはずの彼らが中国マカオに“瞬間移動”したり、降っている雨を空中で止めたりと、これって一体どうやったの?と首をかしげるようなイリュージョンの数々に驚嘆しきり。ほとんどのマジックを、俳優たちが特訓の末にこなしているというからさらに感服する。しかも、その種明かしまでしてみせるというサービスぶり。共同プロデューサーでもある、世界的マジシャン、デビッド・カッパーフィールドさんがマジックを監修したというが、ゴージャスなマジックが間近で見られて得した気分だ。
また、髪を切り精悍(せいかん)さを増したアイゼンバーグさんが、観衆相手に語り掛ける姿には前作以上にほれぼれさせられるし、“魔法使い歴”10年のラドクリフさんが、「科学がマジックに勝つ」と豪語する悪役の天才エンジニア(しかもひげ面!)を演じているのも新鮮。さらに今回は、ホースメンの“敵”、FBI捜査官のディラン・ローズ(ラファロさん)の生い立ちや、“秘密結社”の存在も描かれ、マジックだけが見せ場ではない、奥の深い内容になっている。1日からTOHOシネマズスカラ座・みゆき座(東京都千代田区)ほか全国で公開。 (りんたいこ/フリーライター)
<プロフィル>
りん・たいこ=教育雑誌、編集プロダクションを経てフリーのライターに。映画にまつわる仕事を中心に活動中。大好きな映画はいまだに「ビッグ・ウェンズデー」(78年)と「恋におちて」(84年)。
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