柴咲コウ:刑事役でドラマ主演 「人間ドラマだ!」

「ABC創立65周年記念スペシャル『氷の轍』」で主演を務める柴咲コウさん=ABC提供
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「ABC創立65周年記念スペシャル『氷の轍』」で主演を務める柴咲コウさん=ABC提供

 女優の柴咲コウさんが、11月5日に放送されるドラマ「ABC創立65周年記念スペシャル『氷の轍』」(ABC・テレビ朝日系)で主演を務めることが26日、分かった。直木賞作家の桜木紫乃さんの同名小説(小学館、27日発売予定)が原作で、柴咲さんは新人刑事・大門真由を演じる。柴咲さんはドラマについて「『人間ドラマだ!』というのが第一印象。“屈託”というキーワードが出てきますが、私は自分自身や自分のまわりにおいても、ほかの人には分かり得ない思いや悩みを抱えているのが人間社会だと思っています。このドラマでは、そこが濃く描かれていると感じました」と話している。

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 ドラマは、出生に秘密を抱える新人刑事・大門真由が、北海道釧路で老人2人の変死体が見つかったことをきっかけに、釧路と札幌、青森にまたがる連続殺人事件の真相を追うことになる……というストーリー。映画「グラスホッパー」などの瀧本智行さんが監督を務め、沢村一樹さんや嶋田久作さん、品川徹さん、根岸季衣さん、塩見三省さん、余貴美子さん、宮本信子さんらが出演する。

 撮影は釧路で約20日間にわたって行われたといい、柴咲さんは「今まであまり1カ所に滞在してロケを行った経験がないのですが、20日間近く釧路で撮影ができたことは、真由の思いと対峙(たいじ)するうえですごくよかったです。私、合宿形式が好きみたいです。撮影をしてご飯を食べて、寝て起きて、ストレッチをして、撮影をして……という毎日毎日その繰り返し。ルーティンとはこういうことなのだと思いました。私が普段の生活でルーティンがなかなか作れない人間なのですごく心地よかったです」と話している。

 また、柴咲さんはスケートシーンにも挑戦しており「小さいころに経験があって、まったくすべれないということではなかったので、なんとか切り抜けたかなという感じ(笑い)。練習も楽しめましたし、リンクは屋内だったのであまり寒さを感じることもなく、港などでのシーンに比べれば撮影しやすかったです」と語っている。

 ドラマはABC・テレビ朝日系で11月5日午後9時に放送。

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