トリコ:ノーベル賞「オートファジー」題材の3話分を緊急無料公開

「オートファジー」をテーマにした「トリコ」の48~50話が1週間無料公開された「少年ジャンプ+」
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「オートファジー」をテーマにした「トリコ」の48~50話が1週間無料公開された「少年ジャンプ+」

 集英社は5日、大隅良典(おおすみよしのり)・東京工業大栄誉教授のノーベル医学生理学賞受賞決定を記念して、島袋光年さんの人気マンガ「トリコ」で、大隅さんの研究「オートファジー(自食作用)」を題材にした3話分のエピソードを、マンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で緊急無料公開した。12日までの1週間限定。

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 2009年に掲載された「トリコ」の第48~50話では、細胞が自分のたんぱく質を分解して再利用する「オートファジー」を題材にした。ジャンプで取り上げられたときに、文部科学省新学術領域研究の「細胞内ロジスティクス」のニュースレターで、「作者の島袋さんはどうやってオートファジーを知ったのか。不思議。しかも大変正確に把握されている。(研究者でも間違って解釈している人が多いのに)」と太鼓判を押しながら「(専門誌の)『ネイチャー』や『サイエンス』に論文を出すよりずっとインパクトがある」と高く評価されたという逸話がある。

 「トリコ」は、08年から同誌で掲載されており、コミックスは1~11巻で480万部を発行している。高い戦闘力を持つ美食家のトリコと、ホテルの料理長の小松が、未知の食材を見つけるため世界各地を冒険するというストーリー。「ジャンプ+」では、無料公開の第48~50話について、「トリコを読めば話題のオートファジーが分かる」とアピールしている。 

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