MD松尾のヒット解析:PS4版「FIFA17」がトップ 「ウイイレ」との差縮まる

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

 人気サッカーゲームの「FIFA17」(エレクトロニック・アーツ)のPS4版が首位を獲得。前作のPS4版と比べると倍以上の初動を記録しており、PS3版も大きく売り上げを伸ばしました。「ウイニングイレブン(ウイイレ)2017」(コナミデジタルエンタテインメント)との差もだいぶ縮まってきていますね。2位は「ペルソナ5」(アトラス)のPS4版。引き続き順調で、PS4本体を購入するきっかけになっている素晴らしいタイトルです。ローンチ時を除けば、これまで出たソフトの中で一番のけん引率を記録しています。

 ◇今週の動き

 大ヒットハンティングアクションから生まれた「モンスターハンターストーリーズ」(3DS、カプコン)がダントツでしょう。先週末からテレビアニメもスタートしましたが、ゲームの方はしっかり作り込まれていて、子供だましではない素晴らしい出来栄え。初のRPGですが、とてもモンハンっぽいので、シリーズのファンの方にもオススメしたいですね。

◇ランキングは次の通り(9月26日~10月2日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 FIFA17(PS4)

2位 ペルソナ5(PS4)

3位 FIFA17(PS3)

4位 デモンゲイズ2(Vita)

5位 ウイニングイレブン2017(PS4)

6位 ペルソナ5(PS3)

7位 ウイニングイレブン2017(PS3)

8位 妖怪ウォッチ3 テンプラ(3DS)

9位 妖怪ウォッチ3 スシ(3DS)

10位 うたわれるもの 二人の白皇(Vita)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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