柴咲コウ:初大河ロケでも“いきいき” 「熱意伝わる芝居」とCP絶賛

大河ドラマ「おんな城主 直虎」取材会に登場した(左から)高橋一生さん、柴咲コウさん、三浦春馬さん、前田吟さん
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大河ドラマ「おんな城主 直虎」取材会に登場した(左から)高橋一生さん、柴咲コウさん、三浦春馬さん、前田吟さん

 女優の柴咲コウさんが井伊直虎役で主演する2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の会見が7日、浜松市内のロケ地「久留女木の棚田」で行われた。今作のロケ風景が取材陣に披露されるのは初めてで、制作統括の岡本幸江チーフプロデューサー(CP)は「古いものが残っていたり自然も豊かなので、城郭やお寺をお借りしてバリエーション豊かに撮影させていただいています」と撮影の状況を明かし、初の大河に挑む柴咲さんについては「大役で緊張されるかと思ったが、徐々に雰囲気を楽しんで、いきいきとしている。手加減せず全力でやっている熱意がヒシヒシと伝わる芝居」と称賛した。

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 会見には井伊直虎役の柴咲さん、直虎のいいなずけ・亀之丞(後の井伊直親)を演じる三浦春馬さん、井伊家筆頭家老の鶴丸(後の小野政次)役の高橋一生さん、曽祖父の井伊直平役の前田吟さんが出席。直虎の祖父が開いたという棚田での撮影を行った三浦さんは「大自然を背負いながら芝居ができることをうれしく思っています。スタジオに入ってからも、この自然の中で育った直親ののびのびとした芝居を届けられたらいいなと思います」と笑顔。高橋さんも「こんなところでお芝居をさせていただけるというのは(芝居の)スイッチが入りやすい」と意欲的に語った。

  ドラマは、激動の戦国時代に男の名を名乗り、井伊家の家督を継ぎ“おんな城主”となった女性・井伊直虎の生涯を描く。直虎は幕末の大老・井伊直弼の先祖で、徳川家康の重臣・井伊直政の養母。井伊家当主・井伊直盛の一人娘として生まれるが、戦のたびに当主を殺され、男の名で家督を継ぎ、駿河の今川、甲斐の武田、三河の徳川と三つの大国が虎視眈々(たんたん)と領地を狙う中、己の知恵と勇気を頼りに仲間と力を合わせて国を治め、幼い世継ぎの命を守ってたくましく生き延びていく。

 オリジナル作品で、脚本は「世界の中心で、愛をさけぶ」「JIN-仁-」「天皇の料理番」などの森下佳子さんが担当する。NHK総合ほかで17年1月8日から。

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