田辺誠一:「普段はおどおどしてる」 気弱な小市民に共感

連続ドラマ「とげ 小市民 倉永晴之の逆襲」の会見に出席した(左から)西田尚美さん、田辺誠一さん、鹿賀丈史さん=東海テレビ提供
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連続ドラマ「とげ 小市民 倉永晴之の逆襲」の会見に出席した(左から)西田尚美さん、田辺誠一さん、鹿賀丈史さん=東海テレビ提供

 俳優の田辺誠一さんが6日、東京都内で行われた主演ドラマ「とげ 小市民 倉永晴之の逆襲」(東海テレビ・フジテレビ系、8日から毎週土曜午後11時40分)の会見に出席。市役所の市民相談室に勤務する気弱で静かな小市民の倉永晴之を演じる田辺さんは「僕も普段おどおどしてるんで、わりと自然にやらせていただいています」と話し、笑いを誘った。

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 会見には晴之の妻・裕美を演じる西田尚美さん、市長の常磐栄太を演じる鹿賀丈史さんも出席。ドラマでは晴之と常磐のバトルも繰り広げられるといい、鹿賀さんは「田辺さんはとても物静かなイメージなのに、市長に向かってくるときは相当の迫力。普段でかい声で話している私もそれに負けずに声を張り上げています」とコメント。田辺さんも「鹿賀さんがものすごいエネルギーなので、それに負けないように演じています」と語った。

 また晴之が“小市民のヒーロー”という位置づけであることから、「子供の頃のヒーロー」について聞かれると、田辺さんは「子供のころは野球が好きで、ヒーローは王貞治さん」と答えた。西田さんは「父。子供のころ、ボウリングが好きだった私を、いつもボウリング場に連れて行ってくれて、私を喜ばせることが大好きな人でした」といい、鹿賀さんはプロレスラーの力道山を挙げ、「新しい日本人像みたいのを感じてプロレスの試合を一生懸命見ていました」と語った。

 ドラマは、東海テレビ制作の連続ドラマ枠「オトナの土ドラ」の4作目で、山本甲士さんの小説「とげ」(小学館文庫)が原作。職場の人間関係や“モンスター市民”の無理難題にあきれ果て、イライラが募る毎日を送っていた倉永晴之(田辺さん)が、とある緊急非常事態をきっかけに“キレキャラ”に変貌し、一人で不条理に立ち向かっていく……というストーリー。常連クレーマー役で木の実ナナさんが出演するほか、西村和彦さんも出演する。

 会見では、“ヘタウマ”な絵で「画伯」とも呼ばれる田辺さんが、晴之の成長ぶりをイラストにする一幕も。また田辺さんが、晴之が飼っているアロワナを描いたイラストが番組ホームページで公開されている。

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