2016年ヒット商品：首位は「ポケモンGO」　「君の名は。」が2位に

　月刊情報誌「日経トレンディ」（日経BP社）が選ぶ「2016年ヒット商品ベスト30」が3日、発表され、大ブームを巻き起こした「ポケットモンスター」のゲームアプリ「ポケモンGO」が1位に選ばれた。2位は新海誠監督の大ヒット劇場版アニメ「君の名は。」、3位は加熱式たばこ「IQOS（アイコス）」だった。

ウナギノボリ

「光る君へ」より昔！　最も古い時代の大河ドラマは？　1976年「風と雲と虹と」のあらすじ

　「ヒット商品ベスト30」は、前年10月からその年の9月までに発表された商品やサービスを対象に、売れ行きや新規性、影響力などをもとに編集部が評価・選出する年末恒例の企画で、1987年から発表している。2015年は「北陸新幹線」、14年は「アナと雪の女王」、13年は「コンビニコーヒー」がトップだった。

　「ポケモンGO」は、「位置情報ゲーム」と「ARゲーム」を組み合わせ、ポケモンの世界観を再現したスマートフォン向けゲームアプリ。アプリをインストールしたスマホを持って、実際の世界を動き回ってポケモンを見つけ、「モンスターボール」を使ってポケモンを捕まえることができる。「人を動かし、街の風景を一変させた点」が高く評価され、首位を獲得した。

　「君の名は。」は、劇場版アニメ「秒速5センチメートル」（07年）などを手がけた新海監督の約3年ぶりの新作。累計興行収入は10月24日付けで164億円を突破し、「崖の上のポニョ」（08年、宮崎駿監督）の155億円、「アバター」（09年、ジェームズ・キャメロン監督）の156億円を超え、邦画の歴代興行収入ランキングで5位にランクインした。

　「IQOS」はフィリップモリスジャパンが発売した火を使わず煙や灰が出ない加熱式たばこ。専用のパイプでたばこ葉を電気的に加熱し、ニコチンを含む蒸気のような「たばこベイパー」を発生させ、吸引する仕組み。

　なお、来年ヒットしそうな商品を紹介する「2017年ヒット予測」では、1位は話しかけるだけでユーザーの意図をくみ取る人工知能連動型の家電「ノールックAI家電」、2位はインスタグラムなどSNSで写真映えするレシピキット「“魅せる”ミールキット」、3位はドローンなどを使い手ぶらで撮影できる変わり種カメラ類「手ぶらで“旬撮”カメラ」だった。

　◇2016年ヒット商品ベスト30

　1位：ポケモンGO▽2位：君の名は。▽3位：IQOS▽4位：インスタグラム▽5位：メルカリ▽6位：スイーツデイズ 乳酸菌ショコラ▽7位：新型セレナ▽8位：レノア本格消臭▽9位：クッションファンデ▽10位：グリーンスムージー

　11位：スロギーZERO FEEL＆SUHADA▽12位：おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本▽13位：かみさまみならい ヒミツのここたま▽14位：ザ・チャーハン▽15位：VR▽16位：生誕300年記念 若冲展▽17位：スター・ウォーズ／フォースの覚醒▽18位：エアーマッサージャー 骨盤おしりリフレ▽19位：EXPOCITY▽20位：新・生茶

　21位：ベイブレードバースト▽22位：蚊取空清▽23位：ポータブル超短焦点プロジェクター LSPX-P1▽24位：シン・ゴジラ▽25位：47都道府県の一番搾り▽26位：おそ松さん▽27位：フジコ眉ティント▽28位：ロボホン▽29位：バスタ新宿＆NEWoMan▽30位：グランピング