清武弘嗣選手:「技術は予想を超えている」リーガ・エスパニョーラの印象語る

独占インタビューに応じた清武弘嗣選手。(C)Daisuke Nakashim
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独占インタビューに応じた清武弘嗣選手。(C)Daisuke Nakashim

 サッカー日本代表の清武弘嗣選手は、今シーズン、ドイツからスペイン「リーガ・エスパニョーラ」に戦いの場を移した。11月に行われたW杯のアジア最終予選では存在感を示した清武選手だが、所属のセビージャではここのところ出場機会に恵まれていない。シーズンが開幕して3カ月がたった今、清武選手はリーガ・エスパニョーラ、そしてセビージャについて「想像していた通りといえばそうだが、やっぱりリーガの選手はうまい。技術は予想を超えている。その上で激しさがあり、戦える。これはブンデス・リーガで経験したこととは全く違う」とその印象を語っている。さらに「セビージャはいい選手がたくさんいて、技術も高い。チームも攻撃的ですごくいいサッカーをしいる。このレベルの高い中で練習ができているのは、自分にとってはプラス」と、そうした環境で刺激を受けていることも明かした。

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 9月からは日本代表としての試合も続いていたが、そんな中でも「毎月、代表戦もあった中で、いつチームにケガ人が出て出番が回ってくるかもわからないので、そういう意味でモチベーションは保てている」という。これまで日本、ドイツ、そしてスペインでプレーしてきた清武選手は、それぞれのプレースタイルについて「ドイツ人も似ていると思うが、日本人は言われたことをきっちり守ってやる。スペインはけっこうルーズな感じもあるが、戦術的な規律を守りつつ自分のプレーをしている。そういう部分もすごく必要なのかなとも思う」と話す。そして、セビージャで出場機会を獲得するために「出ている選手と一緒のプレーをやっても結果で比べられるだけで意味がない。何かこう、何でもいいが、強くいったり、走る距離だったり、他の選手にはないものをやっていくしかないと思う」と課題を語った。

 清武選手を獲得したモンチSD(スポーツディレクター)は「リーガの開幕戦は素晴らしいパフォーマンスだった。その後、少し調子を落としたが、代表の試合もあったので当然。私たちはキヨを信頼して、我慢する必要がある」と清武選手について話している。また、清武選手の負担となった代表戦は3月までないことから「彼のポジションは競争が激しいが、これからの3、4カ月、彼がずっとチームと一緒にいて、続けて練習できることを願っている」ともコメントしている。

 代表戦は当分なくなるが、これからは国王杯が始まる。次のラウンドに勝ち進めば、1月からは週に2試合を戦う過密日程となる。モンチSDは「私たちは多くの試合を戦うので、キヨにもチャンスが来るだろう」と話す一方で「その時のために、彼は精神的にしっかり準備をして、高いクオリティーで期待に応える必要がある」とも話した。アジア最終予選で高いパフォーマンスを見せ、日本代表で躍動した清武選手。モンチSDが「すべての選手にチャンスがある。キヨにもある」と語ったように、これから訪れるであろうチャンスをしっかり生かし、スペイン・セビージャでの更なる飛躍に期待したい。

 *……WOWOWでは「リーガ・エスパニョーラ」“伝統の一戦”クラシコを生中継。WOWOWライブで12月3日深夜0時から「現地より生中継!リーガ・エスパニョーラ16-17 伝統の一戦クラシコ 第14節 バルセロナvsレアル・マドリード」として放送する。また、12月2日午後9時30分からはWOWOWライブで衝撃のゴールをランキング形式で紹介する「3時間生放送スペシャル!クラシコ衝撃のゴールカウントダウン50」を、12月3日午後4時30分からはWOWOWプライムで「宮本恒靖VS松木安太郎 クラシコ直前対談!」を放送する。

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