注目の若手女優と若手監督による短編オムニバス映画「TOKYO CITY GIRL-2016-」が3日、公開される。2015年に公開された「TOKYO CITY GIRL」に続く第2弾で、東京で生きる女性たちにスポットを当て、彼女たちの思いや葛藤などを情感たっぷり描くシーンからは、“生きる”ことの切なさや温かさが感じられる。
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映画は、出会いと別れを通じて大人へと成長していく少女(武田玲奈さん)の物語「LOCAL→TOKYO」(志真健太郎監督)、顔の見えない「あなた」の夢を見る麻紀(高見こころさん)が、「あなた」の声に出会い真実を知っていく「あなたの記憶(こえ)を、私はまだ知らない。」(佐藤リョウ監督)、もてない女4人組の一人である看護師のマイ(飯田祐真さん)がフィアンセがいることを隠していて……という「幸せのつじつま」(山田能龍監督)、子離れできない過保護な父と親離れしきれない娘(増田有華さん)を描く「ひらり、いま。」(澤口明宏監督)の4編で構成。栗原類さん、お笑いコンビ「キャイーン」の天野ひろゆきさん、戸塚純貴さんらも出演している。
思春期の成長物語から少しファンタジックなものまで、ほっこりしたりうるっときたりと、どれも心の奥までじんわりとしみ入るようなエピソードがそろう。さらにガールズバンド「ねごと」、Ms.OOJAさん、fumikaさん、AZUさんら女性アーティストが手がける各主題歌がそれぞれの世界観にマッチし、想像以上にドラマを盛り上げる。女性目線のストーリーだが、男性が見ても思わずうなずけるようなものばかりだ。3日からお台場シネマメディアージュ(東京都港区)で公開。(遠藤政樹/フリーライター)
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