島耕作:スピンオフ「課長 中沢喜一」読み切り掲載 「理想の上司」ぶり披露

弘兼憲史さんのマンガ「課長 中沢喜一」の読み切りが掲載された「イブニング」(講談社)2017年1号
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弘兼憲史さんのマンガ「課長 中沢喜一」の読み切りが掲載された「イブニング」(講談社)2017年1号

 弘兼憲史さんの人気マンガ「島耕作」シリーズのスピンオフ「課長 中沢喜一」の読み切りが、13日発売の「イブニング」(講談社)2017年1号で掲載された。中沢喜一は、シリーズの主人公・島耕作が尊敬し、「理想の上司」として描かれたキャラクターで、読み切りでもトラブルに対しての見事な対処が描かれている。

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 読み切りでは、1968(昭和43)年の東京で、課長の中沢が、顧客から電子レンジについての理不尽なクレームを受ける場面から始まり、その後に学生時代の島耕作と出会う……というストーリー。マンガと共に掲載されたキャラクターの解説ページでは、「ポリシーは派閥に属さない」「特技は裸踊り」などと紹介されている。同誌で連載中の「学生 島耕作」もそのまま掲載しており、マンガは読み切りと合わせて計32ページとなる。

 島耕作シリーズは、83年に「課長 島耕作」のタイトル名で連載が始まったマンガ。作者の弘兼さんがかつて勤務したパナソニック(旧・松下電器産業)をモデルにした大手家電メーカー「初芝電器産業」に勤める島耕作が、社内の派閥抗争とは距離を置きながら出世する団塊世代の“あこがれ”を描いている。

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