芳根京子さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「べっぴんさん」は26日から第13週「いつものように」に入る。「キアリス」の経理に就任した紀夫(永山絢斗さん)は、独断でルールを決めるなど、法人化に向け店の雰囲気を変えようと意気込む。一方、すみれ(芳根さん)はキアリスを子供のものなら何でもそろう総合店にしようと思い立つが、紀夫に相談せずに話を進めてしまい、激怒される……という展開。
ウナギノボリ
ついにクライマックス!「不適切にもほどがある!」
「べっぴんさん」は、95作目の朝ドラ。神戸市に本社を置く子供服のメーカー「ファミリア」の創業者の一人、坂野惇子さんをモデルにしたヒロイン・すみれの物語。戦後の焼け跡の中、娘や女性のために、子供服作りにまい進するヒロインと家族の姿が描かれる。
第12週「やさしい贈りもの」では、家族のため「キアリス」をやめ、家事と育児に専念するようになったすみれだが、夫の紀夫は、そんなすみれに対して複雑な思いを抱き始める。一方、妊娠が判明したゆり(蓮佛美沙子さん)が突然、家出。連れ戻しに近江に向かった潔(高良健吾さん)はある夜、夢の中で亡き父・正蔵(名倉潤さん)と再会し、心境に変化が生まれ、ゆりと再び向き合うようになる。また紀夫もすみれとの将来を考え、ある重大な決意をする……という展開だった。
第13週「いつものように」では、すみれたちは大急百貨店の社長・大島(伊武雅刀さん)の提案を受け、「キアリス」を法人化することを決めるが、夫たちは女学生のような振る舞いが抜けないすみれたちに心配を募らせる。そこで紀夫は、毎日の朝礼実施や互いに名字で呼び合うことを独断で決め、店の雰囲気を変えようと意気込む。そんな時、すみれはキアリスを子供のものなら何でもそろう総合店にしようと思いつき、子供用の食器セットを作ろうと工場と話を進めるが、話を聞いていなかった紀夫は激怒する……という展開となる。
いまだ学生気分の抜けないすみれたちの勝手な行動に頭を悩ますなど、出だしからつまづく紀夫と、会社として新たなスタートを切ったキアリスの今後に注目だ。
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