錦織圭選手：全豪OPへ調子は「いい感じ」　痛めた左臀部も「ほぼ問題なし」

　オーストラリア・メルボルンで16日に開幕するプロテニスのグランドスラム（4大大会）「全豪オープンテニス」に出場する日本のエース・錦織圭選手が心境を語った。心配された左臀部の痛みも癒えて、現在の調子について「いい感じです」と明かす錦織選手は、「（今年）一大会目のグランドスラムなのでいい結果を目指して頑張りたいです。（シーズン）後半に向けてもここで結果を残しておくことは大事なので精いっぱい頑張りたいと思います」と力を込めた。

　先日、同じオーストラリアのブリスベンで開催されたトーナメント「ブリスベン国際」では決勝まで進出。惜しくも優勝は逃したが、「いいオフシーズンを過ごすことができて、いいスタートを切ることができました。自信にもなりましたし、ブリスベン国際の決勝までいったということは満足しています」と語り、「一大会目としては十分すぎるくらいの結果だったので全豪に向けていい準備ができたと思います」と手応えを明かす。

　また、ブリスベン国際で痛めた左臀部については「もうだいぶ良くなりました。ほぼ問題なくプレーもできています」と笑顔で、1回戦の相手・アンドレイ・クズネツォフ選手（ロシア）については「まだ完成されている選手ではないですが、楽な1回戦ではないです。フラット系でフォアもバックも打てる選手なので、特にこの速いオーストラリアのサーフェスでは、なるべく注意して戦いたいと思います」と語っていた。

　WOWOWでは全豪オープンテニスの模様を錦織選手の戦いを中心に連日生中継する。男子シングルス1回戦「アンドレイ・クズネツォフ選手対錦織圭選手」はWOWOWプライムで16日午前8時半から放送。また同日午後4時45分から女子シングルス1回戦「アンジェリック・ケルバー選手（ドイツ）対レシヤ・ツレンコ選手（ウクライナ）」、男子シングルス1回戦「ユルゲン・メルツァー選手（オーストリア）対ロジャー・フェデラー選手（スイス）」も放送される。