吉田鋼太郎:主演子役の演技に「泣いてしまった」

ミュージカル「ビリー・エリオット~リトルダンサー~」の制作発表会見に登場した(前列左から)加藤航世さん、木村咲哉さん、前田晴翔さん、未来和樹さん、(後列左から)益岡徹さん、吉田鋼太郎さん、柚希礼音さん、島田歌穂さん
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ミュージカル「ビリー・エリオット~リトルダンサー~」の制作発表会見に登場した(前列左から)加藤航世さん、木村咲哉さん、前田晴翔さん、未来和樹さん、(後列左から)益岡徹さん、吉田鋼太郎さん、柚希礼音さん、島田歌穂さん

 俳優の吉田鋼太郎さんが18日、東京都内で行われた出演ミュージカル「ビリー・エリオットリトルダンサー~」の制作発表会見に出席した。炭鉱の町で育った主人公の少年・ビリーが親や兄弟と対立しながら夢をかなえていく物語で、この日はビリー役を務める4人の子役が発表され、演技とダンスを披露。ビリーの父親を演じる吉田さんは「(感動で)泣いてしまいました。見ていてうらやましい。この頃に戻りたいな、尊敬します」と絶賛した。

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 この日発表されたのは、ビリーを“クワトロキャスト”という形で演じる、加藤航世さん(13)、木村咲哉さん(10)、前田晴翔さん(12)、未来和樹さん(14)の4人。吉田さんは「(この年代は)勉強しないといけないし、友達と遊びたいだろうし、好きな女の子ができるぐらいでしょうし、いろいろなことをやりたい年ごろだと思うけど。(自分がこの年ごろに)戻ってもこの子たちにはかなわない。学びつつ頑張りたい」と抱負。未来さんらが「かっこいい」「オーラがすごい」と印象を語ると、吉田さんは「本当か?」と照れながらも上機嫌な様子だった。

 「ビリー・エリオット」は、2000年に公開された英映画「BILLY ELLIOT(邦題:リトル・ダンサー)」をミュージカル化し、09年の米国演劇界の祭典「第63回トニー賞」でミュージカル作品賞など10部門を受賞した作品。1984年、英国の不況にあえぐ炭鉱の町で育ったビリーが、バレエの才能をウィルキンソン先生に見いだされ、名門校の受験を目指すが、息子を強い男に育てたいと願う父、兄に強く反対され……というストーリー。

 会見には、父親役で吉田さんとダブルキャストを務める益岡徹さん、ビリーの才能を見いだすウィルキンソン役の柚希礼音さん、島田歌穂さん、ビリーの祖母役の久野綾希子さん、根岸季衣さん、成長したビリー役の栗山廉さん、大貫勇輔さんも出席した。

 吉田さんは今作への出演について「世界中で上演され絶賛されているすごいミュージカルに、なぜ僕がいるのか、アウェー感がある」としながら、「非常に光栄なこと」とコメント。作品については「ビリーが父親に怒られて、絶叫しながらタップを踊るシーンが一番好き。やはりイギリスの作品だと感じました。嵐の中を咆哮(ほうこう)しながらさまよう『リア王』や、復讐(ふくしゅう)を誓う『ハムレット』のよう」と感想を話していた。

 「ビリー・エリオット~リトルダンサー~」は、東京・赤坂ACTシアターで7月19日~10月1日、大阪・梅田芸術劇場で10月15日~11月4日に上演される。また、加藤さん、木村さん、前田さん、未来さんらがオーディションに挑戦し、一年におよぶレッスンの様子などミュージカルの舞台裏に迫るドキュメンタリー番組がWOWOWで今夏に放送される。

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