注目映画紹介:「宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち」 完全新作でよみがえるヤマトの雄姿に胸アツ

劇場版アニメ「『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』第一章 嚆矢篇」のメインビジュアル(C)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト 2202 製作委員
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劇場版アニメ「『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』第一章 嚆矢篇」のメインビジュアル(C)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト 2202 製作委員

 劇場版アニメ「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第一章」(羽原信義監督)が25日、公開される。今作は、1978年に公開された劇場版アニメ「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」をモチーフにした新シリーズを全7章で描いていく。リメークながらオリジナルキャラクターが登場するなど、新旧の要素が絶妙なバランスで融合。ここから始まるヤマトの新たな旅立ちに胸が熱くなる。

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 宇宙戦艦ヤマトがイスカンダルへの大航海から帰還して3年後、地球は「コスモリバースシステム」によってよみがえり、ガミラス帝国とも和平条約を締結していた。地球は復興を遂げる一方、謎多きガトランティスの前衛部隊と武力衝突を繰り返すなど、軍拡への道を歩み始める。そして、宇宙の平穏を願う女神テレサの祈りが、ヤマトを新たな航海に誘う……というストーリー。小野大輔さんが古代進、桑島法子さんが森雪の声優を担当するほか、伝説の女神テレサ役を女優の神田沙也加さんが演じている。「亡国のイージス」「機動戦士ガンダムUC」などの小説家の福井晴敏さんがシリーズ構成と脚本を手がける。

 全7章という壮大なストーリーの序章ではあるが、スピード感のある展開とカット割りで十分楽しませてくれる。本作の見どころの一つである艦隊戦はダイナミックで、多くのシーンがある中でも、やはりヤマトの雄姿には心底ほれぼれしてしまう。古代進をはじめ、これまで以上に丁寧に描かれた人間関係は奥深く、重厚なドラマシーンも物語を盛り上げてくれる。これなら新旧いずれのファンの期待も裏切らないはずだ。25日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで2週間限定公開。(遠藤政樹/フリーライター)

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