佐藤浩市:俳優デビューの息子・寛一郎をライバル視せず 「ボッコボコですよ」と先輩風

「第40回日本アカデミー賞」で最優秀主演男優賞を受賞した佐藤浩市さん
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「第40回日本アカデミー賞」で最優秀主演男優賞を受賞した佐藤浩市さん

 俳優の佐藤浩市さんが3日、東京都内で開かれた「第40回日本アカデミー賞」の授賞式に出席した。佐藤さんは息子の寛一郎さんが、映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(廣木隆一監督)で俳優デビューすることが発表されたばかり。授賞式後の会見で報道陣から「ライバル?」と聞かれると、「そんなんじゃないですよ」と答えると「ボッコボコですよ」と“先輩風”を吹かせて、笑いを誘った。

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 また佐藤さんは来年の日本アカデミー賞での“親子登壇”の可能性を聞かれると、「オレとミクニ(父の三國連太郎さん)でやっているので……。あんな恥ずかしいことは」と照れ笑いでごまかしていた。

 佐藤さんはこの日、映画「64-ロクヨン-前編」(瀬々敬久監督)で22年ぶりに最優秀主演男優賞を受賞。佐藤さんは賞の証しである「最優秀賞ブロンズ」を手にすると「久しぶりに“大きい方のやつ”をいただいたんですけど。こんなに重かったかな」とおどけ、「僕が50(代)も半ばを過ぎて、筋力が衰えたから重たいのか、それとも別の感慨で重たさを感じているのか、まあ、それはおそらく当然、後者の方なんですけど。なんかね、困っちゃうなって感じで。またここに戻ってこれるよう、スタッフともどもみんなで映画作り、それを続けていきたいと思います」と語っていた。

 同賞は日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために設けられ、選考は日本アカデミー賞協会員の投票で行われる。

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