俳優の福士蒼汰さんが21日、東京都内で行われた主演映画「ちょっと今から仕事やめてくる」(成島出監督、27日公開)の先行プレミア上映会に、共演の工藤阿須加さんとサプライズゲストとして登場。2人が姿を見せると、会場に集まった女性客からは悲鳴のような大歓声と拍手が湧き起こり、直前に同作の主題歌を生披露した男性デュオ「コブクロ」の黒田俊介さんは「俺もキャーキャー言われたい! ちょっと今からコブクロやめてくる!」と同作のタイトルをもじって会場を沸かせた。
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この日は、映画関連のイベントに登場するのは2008年の「銀色のシーズン」以来、約9年ぶりとなる「コブクロ」が、観客を前に映画の主題歌「心」を生歌で披露。福士さんと工藤さんは、その直後に登場。福士さんは、コブクロの黒田さんが冒頭で「福士蒼汰です」とあいさつして笑いをとったことをまね、「本日はお集まりいただきありがとうございます。コブクロの黒田です」とジョークを交えてあいさつして、会場を笑わせた。
コブクロの生歌の感想を聞かれると、福士さんは「個人的にもファンの一人で、学生の頃からよく聴いていて。『太陽』って曲とか、心に響いてすごく好きで」と熱く語り、「『心』もまさに心に響いた曲で。僕もそこで聴いていて、歌いたいなって思うぐらい。すてきな曲でした」とコメント。工藤さんも「感動しました。家族全員がコブクロさんのこと大好きで。父なんて寝る前にかけて朝までずっとかけっぱなしで」と明かし、「改めて『心』を聴かせていただいて、映画にすごくマッチしていて。さらに映画に引き込んでもらえるような……本当に大好きです」と熱く語っていた。
映画は北川恵海さんの同名小説(KADOKAWA)が原作。就職した会社の厳しいノルマとパワハラで疲弊し、電車にひかれそうになった青山隆(工藤さん)は、幼なじみと名乗るヤマモト(福士さん)に助けられるが、青山にはヤマモトの記憶がない。ヤマモトとの出会いがきっかけで青山は仕事の成績を伸ばしていくが、ある日、ヤマモトが3年前に自殺していたことを知る……というストーリー。
トークではコブクロから、作品での演技と日常の生活との線引きについても質問され、福士さんは「(自分は)線引きがしっかりしているというか、本番だけ集中するタイプ」と告白。「普段も(同作で演じた)ヤマモトみたいな感じで場を盛り上げてくれそう」という司会からの言葉には「普段は全然、根暗」と苦笑しつつ明かしていた。
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