山崎賢人:役所広司と初共演で親子役 「親父の背中からいろいろ感じたい」

10月スタートの連続ドラマ「陸王」に出演する山崎賢人さん(C)TBS
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10月スタートの連続ドラマ「陸王」に出演する山崎賢人さん(C)TBS

 俳優の山崎賢人さんが、TBSの「日曜劇場」枠で10月から放送開始する役所広司さん主演の連続ドラマ「陸王」に出演することが9日、明らかになった。山崎さんは、役所さん演じる創業100年以上の老舗足袋業者「こはぜ屋」の4代目社長・宮沢紘一の長男・大地を演じる。山崎さんが「日曜劇場」枠に出演するのは初めてで、役所さんとの共演も初めて。

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 山崎さんが演じる大地は、大学卒業後、就職活動の合間に「こはぜ屋」を手伝い、経営を立て直すためマラソン足袋「陸王」の開発をスタートする父やプライドを持って仕事する従業員の姿を目の当たりにして成長していく……というキャラクターだ。

 山崎さんは「大地と同じ23歳になる年に、この役に巡り合えてとてもうれしいです」と喜び、「熱意もなく、自分が本当にやりたいことも分からず悶々(もんもん)としている中で、こはぜ屋の人たちが持つ情熱や義理人情に触れて、大地がどう変わっていくのか。その様がこれから社会に出ていく皆様の力になることを願っています。足袋作り100年ののれんを掲げるこはぜ屋。その伝統を背負いながら挑戦をやめない親父の背中から、いろいろなものを感じていきたい」と意気込んでいる。

 「陸王」は、大ヒットドラマ「半沢直樹」(同局系)の原作者・池井戸潤さんの同名小説(集英社)が原作。埼玉県行田市にある「こはぜ屋」の4代目社長・宮沢紘一が、新規事業への参入を考え始め、足袋製造で培った技術を生かして“裸足感覚”を追求したランニングシューズを開発しようとする……というストーリー。「半沢直樹」などの伊與田英徳さんがプロデューサー、八津弘幸さんが脚本、福澤克雄さんが演出を手がけるなど、大ヒットドラマのスタッフが再集結して制作する。

 山崎さんは、ドラマの放送を記念して「古代蓮の里」(埼玉県行田市)に作られた「田んぼアート」を見学。さらに、同市にある足袋製造会社「きねや足袋」や、「足袋とくらしの博物館」などを見学し、演技への意欲をより一層高めたという。

 ドラマは10月から毎週日曜午後9時放送。

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