上川隆也:10年ぶりテレ東ドラマに出演 今秋放送「テミスの剣」

今秋放送される「ドラマ特別企画 『テミスの剣』」に主演する上川隆也さん(C)テレビ東京
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今秋放送される「ドラマ特別企画 『テミスの剣』」に主演する上川隆也さん(C)テレビ東京

 俳優の上川隆也さんが、テレビ東京で今秋放送されるスペシャルドラマ「ドラマ特別企画 『テミスの剣』」に主演することが9日、明らかになった。上川さんが同局のドラマに出演するのは、2007年1月に放送された主演ドラマ「水曜ミステリー9 エド・マクベイン 顔のない女」以来、約10年ぶり。「テミスの剣」では、二十数年にわたって事件の真相を追う刑事・渡瀬に扮(ふん)し、一人で20~50代まで演じる。

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 ドラマは、中山七里さんの同名小説(文春文庫)が原作。平成5年、渡瀬は先輩刑事の鳴海と不動産屋を営む夫婦が殺害された事件を捜査していた。鳴海は、容疑者として連行した楠木に厳しい取り調べを行い自白させるが、楠木は裁判で自白を覆し、下された死刑判決も控訴。しかし、首席裁判官の高遠寺は要求を退け楠木の死刑が確定する。

 4年後、渡瀬は一軒家で起きた殺人事件を担当する。捜査を進めるうちに、渡瀬は今回の事件が、4年前の事件と手口が酷似していることに気付き、渡瀬の小さな疑問が、やがて思わぬ事件の真相を導き出す。時は流れて平成29年、渡瀬の前に記者の田口が現れる……というストーリー。

 上川さんは、渡瀬を演じるにあたり「渡瀬という男が持つ、いつまでたっても拭えない心の傷はいつも意識していました。時間が大きく移ろう物語なので、立ち位置を見失わないよう、その痛みを彼の心情の物差しの『ゼロ』と設定して、各シーンを考えました」と明かし、ドラマについては「ミステリーの部分でもドラマの部分でも、それぞれにご満足いただけるような仕上がりになりました」と手応えを語っている。

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