ライオンの隠れ家
最終話 僕たちの新しい始まり
12月20日(金)放送分
2018年NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の取材会が30日、ドラマのロケ地・鹿児島県南九州市内で行われ、主人公・西郷吉之助(隆盛)を演じる鈴木亮平さんら主要キャストが会見した。大久保正助(利通)役の瑛太さんは「吉之助との相撲の場面がある」と明かし、「上半身裸の鈴木さんの肉体には、男の僕でもほれぼれしてしまいました」と告白。「全国の女性の皆さん、楽しみにしていてください」とアピールした。
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一方、西郷役の鈴木さんは「ドラマの前半は、鹿児島の風土や人の熱をいかに表現できるかが一つのテーマとなっています。僕らもこの暑さの中、汗にまみれ、走り回りながら撮影しています。鹿児島は本当に人が温かく、地元の方からも気さくに声をかけていただき、改めて身が引き締まります」と話し、「薩摩ことばは本当に複雑なイントネーションで、苦労していますが、現場ではなるべくみんなで普段から薩摩ことばを使うようにしています」と話した。
また、取材会には西郷に思いを寄せる武家の娘・岩山糸役の黒木華さん、島津斉彬を次期藩主にと尽力する赤山靱負(ゆきえ)役の沢村一樹さんらも登場。瑛太さんは「大久保利通は、パブリックイメージとしては冷徹なところもありますが、今回は人間味あふれる部分も描かれているので、そういった部分も大切に演じていきたいと思っています」と話し、「薩摩ことばは難しいですが、音楽や曲を覚えるようなつもりで、意識しすぎないようにやりたい」と話した。
黒木さんは「糸さんはどっしりとしていながら、どこか可愛らしい、芯のある女性なので、私もそのように亮平さんを支えられたらいいなと思います」とコメント。沢村さんは「自分の生まれ育った故郷で『西郷どん』のスタートに関わることができ、本当にうれしく思っています」と語った。
「西郷どん」は、明治維新から150年となる2018年に放送される57作目の大河ドラマで、維新の立役者の一人として知られる西郷隆盛が主人公。薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(小吉、吉之助)の愚直な姿にカリスマ薩摩藩主・島津斉彬が目を留め、西郷は斉彬の密命を担い、江戸へ京都へと奔走する。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、揺るぎなき革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。
原作は人気作家・林真理子さんの「西郷どん!」で、脚本は連続テレビ小説(朝ドラ)「花子とアン」や人気ドラマ「ドクターX」シリーズなどの中園ミホさんが担当する。全50回で18年1月7日からNHK総合ほかで放送。
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