TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。
ウナギノボリ
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人気シリーズの最新作「デスティニー2」(PS4、SIE)が予想通り首位を獲得。ただしややスロースタートの印象です。前作はPS3、PS4の2ハードでの発売のため想定ユーザー数が多かったことに加え、PS4のソフトラインアップが充実したことにより、主なターゲット層となる20代男性にとっての選択肢が増えたこともスロースタートの要因だとみています。
2位の「New みんなのGOLF」(PS4、SIE)に続いたのは人気作の移植版となる「ドラゴンボール ゼノバース2」(NS、バンダイナムコエンターテインメント)でした。こちらは一時欠品するほどの好調な立ち上がり。オールターゲットに受けている現在のニンテンドースイッチのユーザー層にマッチしたといえるでしょう。
新作の「ウイニングイレブン2018」(PS4・PS3、コナミデジタルエンタテインメント)が首位か。先日サッカー日本代表がW杯本戦への出場を決めたことも追い風になるとみています。3連休ということもあり、週末の販売にも期待したいところです。続くのは同じく新作の「アンチャーテッド 古代神の秘宝」(PS4、SIE)でしょうか。人気シリーズ初のスピンオフ作品なだけに、ファンを中心とした手堅い販売を期待しています。3位には「デスティニー2」が残るでしょう。
松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー
「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。
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