3人組ロックバンド「back number(バックナンバー)」が、土屋太鳳さんと佐藤健さんがダブル主演する映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(瀬々敬久監督、12月16日公開)の主題歌を担当することが、分かった。同バンドが書き下ろした主題歌「瞬き」の一部が収録された映画の予告編が公開された。
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映画は、岡山県在住の中原尚志さん、麻衣さん夫妻がモデルとなった実話を書籍化した「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社)が原作。尚志(佐藤さん)と結婚を約束した麻衣(土屋さん)が、結婚式の3カ月前、原因不明の病気に襲われ、昏睡状態となってしまう。麻衣の両親からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、尚志は諦めず麻衣のそばで回復を祈り続ける。長い年月の末、ようやく麻衣は目を覚ますが、さらなる試練が二人を待ち受けていた……というストーリー。
同バンドの清水依与吏さんは、「奇跡、運命、と聞くとひとまず、やたらキラキラしていて触れないくらい美しいものをイメージしてしまいますが、本当はもっと泥臭くて汗臭くて実はもっとそばにあるものなのかもしれないなと思いました。なので楽曲としても、なるべく体温を感じる音と血の流れを感じる言葉で構築された力強いものになるよう心掛けました」と楽曲への思いを告白。
楽曲について、土屋さんは「私は人としても女性としても、そしてもちろん女優としても本当に未熟者だと思うけれど、この歌に出会って、聴いて、歌詞を読んだあの朝の瞬間、この歌の中には愛情の正体があるんだって分かりました。ここから先の地球が巡る時間の中で、自分の命をあがきながら生きる人の、そして大切な誰かを守りたい全ての人の支えになる真実の歌だと思います」と絶賛し、佐藤さんは「8年間も待てるなんてすごいすごいと人は言うけど、もちろんすごいのですが、8年間世界で一番大切な人のそばにいられた尚志さんは幸せだったんじゃないかと思います。だってこの曲、どこからどう聴いても尚志さんの歌じゃないですか。back numberの皆様には感謝しかありません」と語っている。