有村架純:「ひよっこ」から「わろてんか」にバトンタッチ 「体と心を大事に」と葵わかなにエール

朝ドラ“バトンタッチセレモニー”に出席した有村架純さん(右)と葵わかなさん
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朝ドラ“バトンタッチセレモニー”に出席した有村架純さん(右)と葵わかなさん

 NHK連続テレビ小説(朝ドラ)の“バトンタッチセレモニー”が15日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われ、放送中の「ひよっこ」のヒロイン・谷田部みね子役の有村架純さんと、10月スタートの「わろてんか」のヒロイン・藤岡てん役の葵わかなさんが出席。有村さんは葵さんに励ましの言葉として、「もう十分いろいろな気持ちを背負って毎日を過ごされていると思うので、『頑張って』とはあまり言いたくないんですけれど、でも本当に体と心を大事にして過ごしていってほしいなと思います」と語った。

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 葵さんから「本当にお疲れさまでした」とねぎらいの言葉をかけられた有村さんは、「(葵さんに)19歳ですよね? すごくしっかり落ち着いていらっしゃると思うので、自分のペースは乱さずに毎日撮影に励んでいただけたらいいなと思います。最後まで応援してます」と“後輩ヒロイン”にエール。葵さんも「有村さんがみね子さんとして10カ月、守ってきたものだったり、頑張ってきたことだったり、思い続けてきた思いだったり、そういうのを受け継いで、この『わろてんか』の世界で、『わろてんか』のチームの皆さんと笑いながら最後まで走っていけたらなと思います」と誓った。

 セレモニーでは、ドラマにゆかりのある品々の交換も行った。有村さんから「すずふり亭のポークカツサンド」と「トランジスタラジオ」を贈られた葵さんは、「みね子さんたちが一生懸命作ってくれたラジオなんだと思って、大事にします。ありがとうございます」と笑顔を見せた。

 また有村さんも葵さんから「風鳥亭紋入りの扇子と手ぬぐい」を贈られると、アルファベットで入った自分の名前を発見し、「わあ、私の名前が入ってる! すてき!」と大喜びしていた。

 「ひよっこ」は奥茨城の農家に生まれて、のんびりした少女に育った谷田部みね子(有村さん)が、出稼ぎで東京に行っていた父が行方不明になったことをきっかけに、集団就職で上京。高度経済成長期を背景に、さまざまな事情を抱えた人たちとの出会い、関わりによって、“普通の女の子”であるみね子が、いつしか殻を破って成長していく姿が描かれてきた。30日に最終回を迎える。

 「わろてんか」は吉本興業の創業者、吉本せい(1889~1950年)の生涯をモチーフにしたドラマ。京都の老舗薬種問屋に生まれたヒロイン・てん(葵さん)が、笑いをこよなく愛する夫の藤吉(松坂桃李さん)と大阪を日本一の“笑いの都”にしていく姿を描く。10月2日~2018年3月31日に放送。全151回を予定。

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