女優の中谷美紀さんが1日、東京都内で開かれたWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 東野圭吾 『片想い』」の舞台あいさつに黒のパンツスーツ姿で登場した。体は女だが心は男という性同一性障害の難役に挑んだ中谷さんは「男性らしさを追求した。桐谷(健太)さんに負けないよう筋トレをして、ヒレステーキや卵を食べて、プロテインを増やしたのですが、なかなか難しい。男になりきれないと感じた」と明かした。
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桐谷さんは「中谷さんは本当に体を鍛えていた。中谷さんにつかみかかられて、それを外すという、男との力の差を見せるシーンがあるのですが、すごい力でつかまれて……。『取られへんかったら恥ずかしい』と思って、丹田に力を入れて取りました」と笑いながら振り返っていた。
中谷さんは「目標は、国仲(涼子)さんを私にほれさせて、(国仲さんの夫役の)桐谷さんから奪い取ることでした。しかし桐谷さんが面白くて、国仲さんが笑うたびに現場で嫉妬を感じていました」とコメント。さらに、桐谷さんに対して「黙っているとハンサムで、本当に美しい。しゃべり始めると面白い」と指摘すると、桐谷さんは「黙っておこうかな」と苦笑いしていた。舞台あいさつには、桐谷さん、国仲さん、大谷亮平さん、永田琴監督も出席した。
ドラマは、東野圭吾さんの長編ミステリー小説(文春文庫)が原作。スポーツライターの西脇哲朗(桐谷さん)は、ある日、早田幸弘(大谷さん)ら大学時代に所属していたアメリカンフットボール部のチームメートと同窓会を開いた帰り道、大学のグラウンドに忍び込み、仲間の1人だった日浦美月(中谷さん)と遭遇する。異様な雰囲気の美月は「人を殺した」と言い、哲朗や西脇理沙子(国仲さん)らに性同一性障害だと告白する……というストーリー。WOWOWプライムで21日から毎週土曜午後10時に放送される。全6話で、第1話は無料。
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