ザ・リーダー:アップリカ前田英広社長 “伝説”を作ったビジネスマン、会社再建への思い

アップリカ・チルドレンズプロダクツの前田英広社長(右)と高井美紀アナ=MBS提供
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アップリカ・チルドレンズプロダクツの前田英広社長(右)と高井美紀アナ=MBS提供

 経済界を引っ張る経営者にMBSの高井美紀アナウンサーがインタビューし、その人間像を描き出すドキュメンタリー番組「ザ・リーダー」(MBS、関西ローカル)が8日午前5時から放送される。今回は大手ベビー用品ブランド・アップリカを展開するアップリカ・チルドレンズプロダクツの前田英広社長を紹介する。

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 前田社長は1956年生まれの61歳。米国の大学を卒業後、事務用品の会社を手始めに転職でキャリアを積んだ。人気スポーツブランドに成長した「ノースフェース」を日本に持ち込み、米ビールメーカー「バドワイザー」の日本法人でマーケティングを担当したときには、伝説の「バドガール」ブームを起こした。アパレル業界や飲食業界など計6社での実績と手腕を買われ、2011年に経営が悪化したアップリカを傘下に収めた外資系企業から再建を任された。

 番組では、全く畑違いのベビー用品メーカーの再建を引き受けた理由について、アップリカ創業者・葛西建蔵さんの「すべては、赤ちゃんの笑顔のために」という理念に共感したからという前田社長の思いを聞き、商品のリコールなどで一時はかなり落ち込んだベビーカーの国内シェアを40%にまで回復させた改革について語ってもらう。

 「ザ・リーダー」は、誰もが知っている大企業の社長、ちょっとユニークな中小企業のトップたち、次々とヒット商品を生み出す企業の経営者ら経済界を引っ張るリーダーを、高井アナが訪ね、人心掌握術、健康法、趣味、愛読書などさまざまな話を聞き、“関西経済の潜在力”を探る。次回は11月12日午前5時から、三井住友トラスト・ホールディングスの大久保哲夫社長を紹介する。

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