ザ・リーダー:GSユアサ村尾修社長 国際宇宙ステーションから再エネ対応で次の100年も

GSユアサの村尾修社長(右)と高井美紀アナ=MBS提供
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GSユアサの村尾修社長(右)と高井美紀アナ=MBS提供

 経済界を引っ張る経営者にMBSの高井美紀アナウンサーがインタビューし、その人間像を映し出すドキュメンタリー番組「ザ・リーダー」(MBS、関西ローカル)が14日午前5時から放送される。今回は、創業100周年を迎える自動車用・産業用の電池製造のGSユアサの村尾修社長を紹介する。

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 GSユアサは、日本電池とユアサコーポレーションが2004年に経営統合し、現在自動車用バッテリーの国内シェアは50%を超える。村尾社長は1960年生まれの58歳。鳥取大工学部を卒業後、日本電池(当時)に入社、産業用電池部門でキャリアを積み、3年前に社長に就任した。

 ライバル同士の経営統合に驚いた村尾社長だが、「同じような製品を作っているのに、力の入れ方や重点を置いているところが少しずつ違う。面白いなと思いました」といい、「良いところをお互い吸収していきましたから、非常に良い統合だった」と評価する。統合から5年、世界の名だたるライバルとの競争に勝ち抜き、米航空宇宙局(NASA)の国際宇宙ステーションで使われる新型バッテリーに同社のリチウム電池が採用された。

 番組では、京都にある本社の茶室で、29歳の時にサラリーマン生活を変えるほどの衝撃を受けたという欧州の生産現場の視察や、50歳ごろまでシニアチームでプレーしていたほど大好きというサッカーの思い出を振り返る。また再生可能エネルギーに対応するリチウム電池の開発などに取り組み、「次の世代にビジネスが引き継がれる持続可能なビジネスを築いて、次の100年も続くような会社にしていきたい」と語る村尾社長の生き方に迫る。

 「ザ・リーダー」は、誰もが知っている大企業の社長、ちょっとユニークな中小企業のトップたち、次々とヒット商品を生み出す企業の経営者ら経済界を引っ張るリーダーを高井アナが訪ね、人心掌握術、健康法、趣味、愛読書などさまざまな話を聞く。次回は11月11日午前5時から、象印マホービンの市川典男社長を紹介する。

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