ザ・リーダー:カプコン辻本憲三会長「200歳まで働きたい」 失敗の繰り返しから世界的ゲームメーカーへ

カプコン・辻本憲三会長(右)と高井美紀アナ=MBS提供
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カプコン・辻本憲三会長(右)と高井美紀アナ=MBS提供

 経済界を引っ張る経営者にMBSの高井美紀アナウンサーがインタビューし、その人間像を映し出すドキュメンタリー番組「ザ・リーダー」(MBS、関西ローカル)が15日午前5時から放送される。今回は大手ゲームメーカー・カプコンを創業した辻本憲三会長を紹介する。

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 辻本会長は1940年生まれの77歳。中学の時に父が他界し、昼間仕事をしながら夜間の定時制高校で学び、20歳を過ぎてからは商売をしては失敗を繰り返しだったという。30代半ばに訪れた「スペース・インベーダー」の大ブームに乗って、一時は大もうけしたものの、ブームが去ると10億円分の在庫を抱えた。だが、高校の卒業アルバムに残した“逆境とは誇り高き人生なり”という言葉を支えにし、ゲームソフトメーカーとしてカプコンを立ち上げた。「バイオハザード」や「ストリートファイター」など世界的なヒットゲームを次々と送り出し、社員3000人、顧客の80%は海外という世界的な企業に発展させた。

 定時制高校時代から「1日を二つの人生で動いている」と話す辻本会長は、プライベートでは米カリフォルニアでワイナリーを経営。そのワインを提供するレストランで、自慢のワインを楽しみながら、学生時代や若いころの苦労話やワイン事業の裏話など、「できるんやったら200歳まで働きたい」と意欲満々の辻本会長の生き方に迫る。

 「ザ・リーダー」は、誰もが知っている大企業の社長、ちょっとユニークな中小企業のトップたち、次々とヒット商品を生み出す企業の経営者ら経済界を引っ張るリーダーを、高井アナが訪ねる番組。人心掌握術、健康法、趣味、愛読書などさまざまな話を聞き、“関西経済の潜在力”を探る。次回は5月13日午前5時から、ファミリーマートの澤田貴司社長を紹介する。

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