アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」「昭和元禄落語心中」などで知られる人気声優の石田彰さんが、2018年1月から東京都美術館(東京都台東区)で開かれる「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」(日本テレビほか主催)の音声ガイドのナレーションを担当することが18日、明らかになった。石田さんが美術展の音声ガイドを務めるのは初めて。
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「ブリューゲル展」は、16世紀フランドル派の巨匠、ピーテル・ブリューゲル1世に始まり、150年にわたって画家を生み出したブリューゲル一族の軌跡をたどる美術展。通常見ることができないプライベートコレクションなどから一族が手がけた風景画、風俗画など約100点を展示する。
日本テレビの平野亜由子プロデューサーは、今回の展覧会がピーテル・ブリューゲル1世からひ孫の代までの作品を展示することから、音声ガイドも幅広い年齢層の声が出せる人への依頼を検討。「新世紀エヴァンゲリオン」のミステリアスな少年、渚カヲルから、「昭和元禄落語心中」の大御所落語家、有楽亭八雲まで幅広い役柄を演じてきた人気声優の石田さんの起用を決めたという。
自身も音声ガイドを利用することが多いという石田さんは「作品に向き合うことに集中しやすくなりますし、作品によっては、ガイドを聞きながら描かれている注目ポイントをその場で確認することができたりもします」と音声ガイドの利点をコメント。「そんなメリットのある音声ガイドですから、できるだけ聞きやすく、イメージのしやすいものになるようにしたいと思います。『ブリューゲル展』をお楽しみいただくお手伝いになれば」と話している。
「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」は、東京都美術館の会場企画棟企画展示室で18年1月23日~4月1日開催。休室日は毎週月曜日と2月13日。前売り券は一般が1400円、大学生・専門学校生が1100円、高校生が600円、65歳以上は800円。中学生以下は無料。
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