樋口真嗣監督:最新作はオリジナルテレビアニメ「ひそねとまそたん」 メカデザは河森正治、脚本は岡田磨里

テレビアニメ「ひそねとまそたん」のティザービジュアル(C)BONES・樋口真嗣・岡田麿里/「ひそねとまたん」飛実団
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テレビアニメ「ひそねとまそたん」のティザービジュアル(C)BONES・樋口真嗣・岡田麿里/「ひそねとまたん」飛実団

 映画「シン・ゴジラ」(2016年)で「第40回日本アカデミー賞」の最優秀作品賞と最優秀監督賞を受賞した樋口真嗣監督が総監督を務める最新作がオリジナルのテレビアニメで、タイトルが「ひそねとまそたん」になることが3日、明らかになった。また、モンスターのような生物と緑色の服を着た人間が見つめ合う姿が描かれたビジュアルも公開された。幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催中のポップカルチャーの祭典「東京コミコン2017」で行われた最新作発表会で明かされた。

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 「ひそねとまそたん」は、ボンズがアニメ制作を担当。監督を「キズナイーバー」などの小林寛さん、脚本を岡田麿里さんが手がける。メインメカニックデザインは河森正治さん、キャラクター原案を青木俊直さん、モンスターコンセプトデザインをコヤマシゲトさんが担当する。

 アニメは航空自衛隊が管理するドラゴンと新人搭乗員たちの“お仕事ストーリー”。航空自衛隊の岐阜基地に勤める新人・甘粕ひそねは、ある日、基地に秘匿された戦闘機に擬態(ぎたい)するドラゴンから選ばれ、ドラゴンに乗り込む飛行要員となる……という内容。18年に放送される。

 樋口総監督は「アニメは好きではあるけど、周りがすごい人たちばっかりだったんで、自分が作るよりは誰かが作るのを手伝うのが多かった」としつつ、「青木さんの絵にほれたり、コヤマさんの絵にほれたり、ということがすごく大きかった。自分の中でこの絵が動いたらすごくいいだろうなと。こういう話を何で表現するのが一番いいだろうなと思ったときに、手書きのアニメーションが一番いいと思った」と語っている。

 「コミコン」は、米国サンディエゴで毎年7月上旬に開催されているアメコミやゲーム、ハリウッド映画などポップカルチャーの祭典で、現在ではフランス、英国、台湾など世界各地でも開催されている。「東京コミコン」は、スタン・リーさんとスティーブ・ウォズニアックさんプロデュースの「シリコンバレーコミコン」と提携して、16年に初開催された。

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