名古屋行き最終列車:ドラマの系統板が18万円の高値で落札 乗り鉄&松井玲奈ファンの手に

オークションに出品され18万円で落札された系統板=メ~テレ提供
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オークションに出品され18万円で落札された系統板=メ~テレ提供

 名古屋鉄道(名鉄)で使用された、メ~テレ(名古屋市中区)のドラマ「名古屋行き最終列車」の系統板が16日、名鉄津島駅(愛知県津島市)で行われた鉄道部品即売会のオークションに出品され、18万円で落札された。今回出品された19の系統板のうち最高価格で、名鉄の担当者によると系統板の落札価格は「人気のあるものでも、だいたい4~5万円程度。18万円はかなり高額」という。この系統板の落札金は「名古屋テレビ交通遺児救済チャリティキャンペーン」に全額寄付される。

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 今回、出品された系統板は、今年2月に放送された「名古屋行き最終列車2017」のPRのために制作されたオリジナルデザイン。同ドラマに出演した女優の松井玲奈さんが夜景をバックに、電車を模したギターを手にしたビジュアルが使用されている。同系統板を掲出した6000系車両が、今年1月16日~2月9日に名鉄の各路線(小牧線、瀬戸線を除く)で運行した。近年の同オークションに出品された系統板で最高額は、愛知県知多半島の観光などをPRするイメージキャラクター「知多娘。」のCGビジュアルの系統板で20万円で落札されたという。

 この日のオークションには約300人の鉄道ファンが参加。「名古屋行き最終列車」の系統板の開始価格は1円で、みるみる高値になり落札された。落札したのは、千葉県市川市在住の男性会社員(40)で「落札金額が30万円以上になってしまうとあきらめなければならなかったので無事落札できてよかった」とホッとした表情を見せ、「家の一番いい場所に飾ります」と笑顔で語った。休日に他県の私鉄巡りをする乗り鉄で、同ドラマと松井さんの大ファンだという。

 同ドラマを手がけるメ~テレの神道俊浩プロデューサーは「現在、制作中の『名古屋行き最終列車2018』の宣伝のため、2018円で落札されたらいいなと考えていました(笑い)。それが、まさかの18万円。(18つながりの)タイムリーな落札をありがとうございます。オークションに参加した皆さんのドラマに対する“愛”をしっかりと受け止めましたよ!」と喜びのコメントを寄せている。

 「名古屋行き最終列車」は、名鉄を舞台に名古屋へ向かう最終列車で繰り広げられる人間ドラマを描いたヒューマンコメディー。12年からオムニバスドラマとして放送され、第6弾となる最新作は18年1月15日から、初の連続ドラマとして毎週月曜深夜0時20分に東海エリアで放送される。

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