昨年、現役棋士を引退した加藤一二三九段が、任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」向けの将棋ソフト「加藤一二三九段監修 ひふみんの将棋道場(仮称)」の監修を務めることが、このほど明らかになった。
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同ゲームは初心者向け将棋ソフトで、遊びながら将棋に親しみ、将棋の基本的なルールや初歩的な戦略などを自然に学べることを目指して開発された。駒の動きや詰みの基本を理解するために最適な1手詰と3手詰を中心に、加藤九段が作成した新作詰将棋123題も収録する予定。2018年発売。
加藤九段は「6月に藤井聡太四段が公式戦29連勝という記録を打ち立て、12月には羽生善治九段が永世7冠を達成し、国民栄誉賞の受賞が決定し、まさに今、空前の将棋ブームが訪れております。この機会に将棋に興味を持ってくださった方に、その楽しさをお伝えしたいと思い、今回将棋ソフトの監修をお受けすることとなりました」と監修を引き受けた経緯を説明。「将棋は論理的思考力や集中力を養うのに最適ですが、そのためにはまず将棋を好きになってもらいたいのです。このソフトは今までにない初心者に優しい将棋ソフトになることと思います。どうぞご期待ください」とアピールしている。
また同ソフトの発売に先立ち、スマホアプリ『ひふみんRUN すすめ!棒銀一直線』を配信することも発表された。“ひふみん”が将棋ワールドを駆け抜けるランゲームで、近日中にiOS、Android向けに無料配信される。