3人組音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のボーカル・コムアイさんが、映画「猫は抱くもの」(犬童一心監督、6月23日公開)で映画初出演を果たすことが26日、明らかになった。映画は、女優の沢尻エリカさん演じるアラサ―女性の大石沙織と、自分を彼女の恋人だと思い込んでいるロシアンブルーの猫・良男との関係が描かれ、擬人化した猫が登場。コムアイさんは、良男の相棒の猫・キイロを演じる。良男を俳優の吉沢亮さん、キイロをこよなく愛する画家のゴッホこと後藤保をロックバンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸さんが演じることも発表された。
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コムアイさんは「猫の映画と聞いて、猫と遊べる!と思って受けたのに、自分が猫の役だったので、実際に猫と戯れるシーンがなかったのは、落とし穴でした」と言い、「どこにも通じ、どこにも属さない。猫は、人間と野生を行き来する生き物ですが、特に私が演じた猫・キイロは人間の元で飼われたり、野良として過ごしたり、流れに任せながらも自分で決めているキャラクターです」と役柄について語っている。
映画は、人気推理小説「猫弁」シリーズで知られる大山淳子さんの同名小説(キノブックス)が原作。かつてアイドルグループのメンバーで、現在は地方都市のスーパーマーケットで働く33歳の主人公の大石沙織(沢尻さん)は、今の自分を好きになれず、心に孤独を抱えていた。心を許せる唯一の存在はオス猫の良男(吉沢さん)で、沙織は日々、正直な気持ちを話しかけていた。良男はやがて自分を人間だと信じ込み、恋人として沙織を守らねばと思い始める……というストーリー。
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