注目映画紹介:「劇場版Infini-T Force」 タツノコヒーロー再集結 コンドルのジョーが参戦

劇場版アニメ「劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ」の一場面(C)タツノコプロ/Infini-T Force製作委員会
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劇場版アニメ「劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ」の一場面(C)タツノコプロ/Infini-T Force製作委員会

 ガッチャマンなどアニメ制作会社「タツノコプロ」の4大ヒーローが集結するアニメ「Infini-T Force(インフィニティフォース)」の劇場版「劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ」(松本淳監督)が、24日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開される。2017年10~12月に放送されたテレビアニメでは3DCGになったガッチャマンなどの派手なアクションも話題になった。劇場版は、科学忍者隊ナンバー2のコンドルのジョーが新たに参戦する。

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 「Infini-T Force」は、タツノコプロが昨年10月の創立55周年記念企画の一環として制作された。テレビアニメ版は、ガッチャマン、テッカマン、ポリマー、キャシャーンが時空を超えて現代日本に集結し、悪に立ち向かう……というストーリーだった。

 劇場版は、戦いの末に自分たちの世界へ戻っていったガッチャマンたちのその後が描かれる。ガッチャマンたちが再集結したのは、人類の敵・ギャラクターが猛威を振るい、科学忍者隊が戦い続けたガッチャマンの世界。その様子に違和感を覚えるガッチャマンに科学忍者隊の創設者・南部博士は「どうやら君たちは私の敵らしい」と意外な言葉を告げる。南部博士は、人類が生き残るために、ある力を使う。その力は本当に人類を救えるのか……。“正義の味方”であるガッチャマンの選択が注目される。

 テレビアニメと比較すると、細かい設定などのSF度がさらにアップしている印象。コンドルのジョーの活躍も楽しめるのは、旧作ファンにもうれしいところ。ギャラクターに激しい憎悪を抱き、ただの正義の味方ではなく、どこか陰があるところが魅力的だ。3DCGならではのアクションも楽しめるが、欲をいえば、せっかくヒーローが集結したのだから、もっとお祭りムービーなド派手なアクションを見たかったところもある。一方で、ただのお祭りではない、SF映画として楽しめる。

 テレビアニメから引き続き、関智一さんがガッチャマン、 櫻井孝宏さんがテッカマン、鈴村健一さんがポリマー、 斉藤壮馬さんがキャシャーン、茅野愛衣さんが笑をそれぞれ演じるほか、 俳優の船越英一郎さんが南部博士役、鈴木一真さんがコンドルのジョー役として出演する。(小西鉄兵/MANTAN)

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