毛虫のボロ:宮崎駿監督の新作でタモリが声と音を担当

宮崎駿監督の新作アニメ「毛虫のボロ」のビジュアル(C)2018 Studio Ghibli
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宮崎駿監督の新作アニメ「毛虫のボロ」のビジュアル(C)2018 Studio Ghibli

 スタジオジブリ宮崎駿監督の新作アニメ「毛虫のボロ」で、タモリさんが声と音を担当したことが分かった。2013年公開の劇場版アニメ「風立ちぬ」以来となる新作として注目されており、宮崎監督は「最後まで付き合ってくれたスタッフと、ノボロギクを教えてくれた家内と、音をあててくれたタモリさんに感謝します。タモリさんなくては、この映画は完成しませんでした。ありがとう」とコメントを寄せている。

ウナギノボリ

 「毛虫のボロ」は、草むらの中、夜が明ける前に卵からかえった毛虫のボロが、ボロギクの根元に降り立ち、毛虫の先輩や外敵が行き来する世界に踏み出す……というストーリー。14分20秒の短編。

 三鷹の森ジブリ美術館(東京都三鷹市)の映像展示室・土星座で21日~8月31日に上映される。同館の入場は日時指定の予約制で、チケットはローソンで販売。毎月10日から翌月入場分のチケットを発売しており、7、8月入場分のチケットは、先行抽選販売を実施予定。

 ◇宮崎駿監督のコメント(原文のまま)

 ごあいさつ

 生まれたばかりのちっぽけな毛虫に世界はどう見えているのでしょう。小学生のとき、植物の光合成について教えられて、光合成はどう見えるのがズーッと気になっていました。毛虫には空気の粒は見えるのかなぁとか、葉っぱをかじった時はゼリーのような味がするのかなぁとか、狩人蜂は今の戦場でとびまわっている無人攻撃機みたいなものかなぁとか…。

 それでこんな映画ができてしまいました。さいごまでつきあってくれたスタッフと、ノボロギクを教えてくれた家内と、音をあててくれたタモリさんに感謝します。タモリさんなくては、この映画は完成しませんでした。

 ありがとう

 宮崎駿

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