三原慧悟監督:異色経歴監督の原点にフジテレビ時代の上司の言葉 「オリジナルは受けない」に発奮

映画「台湾より愛をこめて」の初日舞台あいさつに登場した三原慧悟監督
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映画「台湾より愛をこめて」の初日舞台あいさつに登場した三原慧悟監督

 元フジテレビ社員で、“台湾のアイドル”という顔も持つ三原慧悟監督が24日、東京都内で行われた、自身の商業映画デビュー作「台湾より愛をこめて」の初日舞台あいさつに登場。その異色の経歴が話題となっている三原監督は、壇上で「自分のアイドル人生を映画化するっていうのを5年後に達成する。フジテレビをスポンサーに付けまして、全国ロードショー!」と宣言して観客を沸かせた。

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 フジテレビ社員時代に「1年目から企画書を鬼のように上司に書いて投げていた。全部がオリジナル。僕が設定を考えて。もうデータがパンクするくらい送りつけていた」と明かす三原監督。しかし、当時の上司から返ってきたのは「今の時代、オリジナルは受けないから、原作ものを拾ってこい」で、三原監督はその言葉に発奮し、異色の経歴を歩み始めたといい、「映画の原作みたいに面白いっていう自分の人生を、主演・監督で映画化して、フジテレビをスポンサーに付けまして、全国ロードショー!」と夢をぶち上げた。

 映画は、台湾を舞台に夢を追う若者たちをドキュメンタリータッチで描いた青春ロードムービー。5年前、雄介(大野拓朗さん)と光一(落合モトキさん)は漫才師として成功することを夢みており、またリンも台湾で歌手になるという夢を目指し、「3人の夢がかなったら、もう一度この場所」と台湾の海辺で約束をする。ところが雄介と光一は3年前にコンビを解散。すでに光一はお笑いの道をあきらめ会社員に、雄介はピン芸人を続けるも売れない日々に悩んでいた。そんな雄介の心情を知り光一がいまから台湾に行こうと言い出す……というストーリー。

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