長澤まさみ:東出昌大、小日向文世と新“月9” 「見てもらいたい思いが団結力に」

連続ドラマ「コンフィデンスマンJP」のポスタービジュアル(C)フジテレビ
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連続ドラマ「コンフィデンスマンJP」のポスタービジュアル(C)フジテレビ

 長澤まさみさん主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「コンフィデンスマンJP」が9日スタートする。ドラマは、一見、平凡そうで善良そうな姿をした信用詐欺師のダー子とボクちゃん、リチャードが、さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大かつ奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだまし取る……という“痛快エンターテインメントコメディー”だ。ダー子役の長澤さん、ボクちゃん役の東出昌大さん、リチャード役の小日向文世さんがこのほど、取材に応じ、ドラマの魅力や、撮影現場の様子などを語った。

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 ドラマの脚本は、連続ドラマ「リーガルハイ」や映画「ALWAYS 三丁目の夕日」「ミックス。」などの古沢良太さんが担当するオリジナル作品。劇中では、長澤さん、東出さん、小日向さんによるユニークな掛け合いも登場する。

 脚本について、長澤さんは「(欲にまみれた)悪者を退治するというストーリーは古典的だと思います。ですが、(ストーリーの結末への展開に)変化球が多く、新しい感覚がありました」と明かし、東出さんは「(脚本を)読んでいるだけで、頭の中で想像ができて面白い。台本が面白いので、さらに僕たちが演じることで良くなったと言われるようにしたい」、小日向さんも「オリジナルでここまで面白いのは本当にすごい。脚本が素晴らしいので、(演技で)もっと素晴らしいものにするためにプレッシャーも感じていますね」と語った。

 3人の団結力について聞かれると、長澤さんは「やっぱり(視聴者に)見てもらいたいなという思いが団結力につながっています。その団結力が(撮影を重ねながら)どんどんできてきている。その(見てもらいたいという)強さは、団結力の強さに比例していると感じます」と力強く語った。

 「うそをつくのは得意な方か」という質問もあり、小日向さんが「うそをつく場面があまりない。うそつくときって、大抵、浮気とかでしょ」とおどけると、長澤さんは、すかさず「そればかりではない」と突っ込み。また、長澤さんが東出さんの顔を見ながら「(東出さんは)できなさそう」と指摘すると、東出さんは「できない(笑い)」と、テンポの良い掛け合いを披露し、“チームワークの良さ”をうかがわせた。

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 長澤さん扮(ふん)するダー子は、常識外れの計画でターゲットからお金を奪おうとするリーダー的存在。天才的な知能と抜群の集中力で、難解な専門知識も短期間でマスターできる才能を持つが、無軌道な性格で天然、“ハニートラップ”は不得意というキャラクター。長澤さんは「ダー子は、リミットがないから役柄をいくらでも広げられるなって思いました。どういう人物なのかっていうのは、“つかみどころ”がない人としか言えないんです(笑い)」と説明。

 東出さんが演じるボクちゃんは、詐欺稼業から足を洗い、まっとうに生きたいと考えているが、いつもダー子に丸め込まれてしまう小心者。だますことは得意だが、お人よしなため、だまされることも多い。東出さんはボクちゃんの印象について「幼なじみのダー子に、いつも引きずり込まれて、嫌だ嫌だと言いつつ詐欺を手伝っている。かといって本人が悩んでいる感じもしないんですよね(笑い)」と語る。

 小日向さん演じるリチャードは、変装の腕は超一流。生まれながらの品の良さを武器にどんな職業人にでもなりすまし、あの手この手で巧みに相手をだます詐欺師。小日向さんは「(劇中で)いろいろな職業の人を演じさせてもらえて楽しいです」と笑顔を見せつつ、「一番、難しいのは、軸となるダー子、ボクちゃん、リチャードの部分。(ターゲットをだますために)いろいろなキャラクターに扮しているときは良いんですけど」と告白し、小日向さんの話に長澤さんと東出さんもうなずいていた。

 「コンフィデンスマンJP」は、9日から毎週月曜午後9時放送。初回は30分拡大版。

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