池上彰:有働由美子に厳しいエール 「簡単にジャーナリストを自称してほしくない」

新番組「日曜ゴールデンの地上ワールド『池上彰の現代史を歩く』Walking through Modern History~ニュースと現代史を結ぶ旅~」の会見に出席した(左から)テレビ東京の相内優香アナウンサー、池上彰さん、宮本隆治さん
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新番組「日曜ゴールデンの地上ワールド『池上彰の現代史を歩く』Walking through Modern History~ニュースと現代史を結ぶ旅~」の会見に出席した(左から)テレビ東京の相内優香アナウンサー、池上彰さん、宮本隆治さん

 ジャーナリストの池上彰さんが6日、東京都内で行われたテレビ東京の新番組「日曜ゴールデンの地上ワールド『池上彰の現代史を歩く』Walking through Modern History~ニュースと現代史を結ぶ旅~」の会見に出席。3月31日付でNHKを退職した有働由美子さんについて、NHK出身の池上さんは「ジャーナリストとしては、そんな簡単にジャーナリストなんて自称してほしくないなと受け止めました」と厳しいエールを送った。

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 有働さんは、退職を報告した3月31日付のファクスで「今後、有働由美子という一ジャーナリストとしてNHKの番組に参加できるよう精進してまいります」とつづっていた。また一部ではすでにNHKへの出演が決まっていると報じられている。

 池上さんは厳しいエールを送った一方で、「今回はNHKを辞めて、そのままNHKに出演できている。私は、NHKを辞めて、民放で仕事をしながらNHKにも出られるようになったので、NHKの許容が変わった。NHKが変わるきっかけというか。NHKの中で有働さんがこれまでのアナウンサーにない幅を広げ、いろいろやったことが認められたんだと思う」と有働さんの実績をたたえた。

 会見には、元NHKアナウンサーでフリーアナウンサーの宮本隆治さんも出席。宮本さんは、有働さんの「一ジャーナリストとして」というコメントに「アナウンサーが辞めるときは、この言葉は使わない。ですから、そこには池上彰を意識していて、“女・池上彰”を目指しているんじゃないかと、アナウンサーとして思っています」と語った。

 さらに「有働君はアナウンサーのデパートだと思います。いろいろな技量を発揮できる、報道、スポーツ、教養、娯楽などのコーナーを使い分けられる。彼女らしく楽しく伝えられる。いずれ、(池上さん、有働さんと)3人でやりたい」と期待していた。

 番組は、池上さんが国内外の“現代史の現場”を旅人であるゲストとともに歩き、その現場で「講義」を開き、解説する……という内容。宮本さんはナレーターを務める。8日から。初回は午後6時半~同9時54分。2回目からは午後7時54分~同9時54分に放送。会見には、テレビ東京の相内優香アナウンサーも出席した。

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